※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック・バンド、ブラック・アンド・ブルー(BLACK 'N BLUE)が、1984年にリリースした1枚目のアルバム『Black 'n Blue』の9曲目に収録。
ブラック・アンド・ブルーのデビュー作と2枚目は、いまだにSpotifyでしかストリーミング解禁されていないんですが、、最近になってApple Musicの方でも、ようやくベスト盤が解禁!主要な楽曲が聴けるようになったので、ご紹介したいと思います!
今やキッスのギタリスト、トミー・セイヤーがかつて在籍したバンド、という見られ方をしているかもしれません。ですが、日本におけるLAメタルの先鋒的な存在のひとつとしてデビューし、早いタイミングで来日まで果たしたので、とりわけ日本のHM/HRには記憶に残っているバンドですね。
シンガーのジェイミー・セント・ジェームズは、特徴のあるロングカーリーヘアで、バンドのアイコンとして機能していました。デビュー作のジャケットでの姿や、リード曲「Hold On to 18」のMVでのメンバーの若々しい風貌は、LAメタルの斬新さを象徴するようで、フレッシュなバンドの魅力を存分に放散していましたね。
このデビュー作では、バンドはドイツへ渡り名手ディーター・ダークスがプロデュースしており、LAのカラッと明るいイメージだけでない、憂いやワイルドさを内包している点が、ブラック・アンド・ブルーをより魅力あるバンドにしていたと感じます。
今回ピックアップした「I'm the King」は、アルバムの収録曲中でもメタル色が強めで、随一の疾走感を誇るヘヴィ・メタル・チューンです!オーソドックスながらリフもカッコいいですし、印象的なサビはシンガロングを誘発するほど。ヘッド・バンギングというよりも、思わず拳を突き上げたくなるような高揚感を与えてくれますね。
ギターソロの展開も程よくドラマチックで、この辺りもディーターのプロデュース効果が出ていると言えるでしょう。1〜2枚目の楽曲はホントに良曲揃いなので、また改めて紹介したいと思います!
ぜひ、一度聴いてみてください!