※誰が聴いてもヘヴィ・メタル！な楽曲を紹介していきます！
イギリスのヘヴィ・メタル・バンド、セイタン（SATAN）が、1983年にリリースした1枚目のアルバム『Court in the Act』の6曲目に収録。
各音楽ストリーミングサービス、サブスクにおいて、NWOBHM関連は散見されるものの、当初はラインナップ的に寂しく、定番アーティストがないのに、こんなのがアップされてるの？？みたいな、穴ボコ状態が目立っていました。
ところが、最近改めてチェックしてみると、結構マニアックなものや重要作もこっそりアップされており、油断なりません（笑）。そんな中で見つけたのが、この『Court in the Act』です！セイタン再結成後の近作はすでにアップされていたんですが、これは嬉しい解禁でしょう〜。
このアルバムを見ると、80年代当時にNWOBHMマニアの知人が、ニート盤のオリジナルLPを血眼で探していたのを思い出します。当時は日本盤も発売されず、なかなか手に入らない幻の名盤扱いでしたからね。
筆者はコレクターではないので、軽く聞いてたんですけど、アイアン・メイデンに匹敵する名盤！とあまりに熱く語るので気になり（笑）、後年にあの指から糸を発射してロゴを書いてる奇妙なジャケを初めて見て（笑）、おお〜っ！これか〜っ！としみじみと眺めた覚えがあります。
メイデンと並ぶ、とはちょっといい過ぎかもですけど、確かに83年というNWOBHM末期に、後継バンドにも影響を与える作品が生まれた事実は、まだまだ大英帝国の炎は消えていないと、マニアが熱くなったのも無理はありません。
ブラインド・ガーディアンがカヴァーしたことで知られる代表曲「Trial By Fire」も必聴ですが、今回ピックアップした「Break Free」も、勝るとも劣らないアルバムのハイライトと言えるメタル・チューンです！
疾走するリフに次ぐリフ、美麗に乱舞するツイン・リード、ブライアン・ロス必殺のハイトーン、あの時代の空気感が存分に味わえるリヴァーヴ強めの独特な音作りと、これぞNWOBHMというファクターを余すことなく詰め込み体現した、まさにキラーなナンバーと言えるでしょう！長いギターソロの組み立ては、メロパワの始祖のようにも聴こえます。
かつての貴重盤が、こうして気軽にストリーミングを通じてスマホで聴けるのは、隔世の感があり、何とも感慨深いですね。
ぜひ、一度聴いてみてください！
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