※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック・バンド、ジェットボーイ(JETBOY)が、1988年にリリースした1枚目のアルバム『Feel the Shake』の1曲目に収録。
自分が好きなタイプのバンドかどうかを判断するためには、当たり前ですけど、見た目はとても重要ですよね。80年代当時、ジェットボーイのアー写で、ミッキー・フィン(Vo)の金髪ロンゲのパンキッシュなモヒカンヘアーを見たとき、これは個人的に合わないな〜と、いの一番に食わず嫌いしてしまいました(笑)
以前ご紹介したヴードゥー・エックスとか、ロウグ・メイルにも同様なイメージを感じましたけど、メタルとパンクが融合するなんて、まだあり得ない時代でしたので、それはサウンドだけでなくルックス面からも言えることでした。
ジェットボーイに対しては、そんな色眼鏡で見ていただけに、ハノイ・ロックスのサミ・ヤッファ(B)が参加していたことも相まって、当時はありがちなバッドボーイズロックンロール系がまた出てきたのか〜と思ったくらいで、何となく耳にしていた程度でしたね。
実際のところ、アルバムの方もルックスのトンガリ具合とは裏腹に、ミッドテンポでメロディの抑揚もあまり感じられない作風で、新人らしくワイルドに弾けた部分が少々足りないなあ、という印象を正直抱きました。
近年になって復活作をなぜかフロンティアーズがリリースした際に、ちょっとだけ思い出したので、本作を改めて聴いてみました。基本的な評価はそれほど変わらなかったものの、やっぱりこのバンドにしても、当時の印象よりは不思議と良かったです(笑)
今回ピックアップした「Feel the Shake」は、アルバムのオープニングを飾る、縦ノリ一発のハード・ロック・チューンです!ヴォーカルが優しい歌声になったAC/DC(笑)といった具合の、シンプル極まりない楽曲なんですけど、シンガロングできるサビも含めて、やたらジワジワと耳に残るんですよね〜。
ちなみに、近年のミッキーは金髪から黒髪になりましたけど、モヒカンは維持してます(笑)
ぜひ、一度聴いてみてください!
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