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【楽曲紹介】スコーピオンズ(SCORPIONS)「Wind of Change」

※メタルの激しさとのギャップが美しい、バラードの魅力を紹介します

 

ドイツのヘヴィ・メタル・バンド、スコーピオンズSCORPIONSが、1990年にリリースした11枚目のアルバム『Crazy World』の4曲目に収録。

 

今日は違う楽曲を書こうとしていたんですけど、ロシアがウクライナに侵攻したという大きなニュースを見まして、新作発表直前のスコーピオンズを代表する、32年前に発表されたパワーバラード「Wind of Change」が、ふと頭に浮かんだので、急遽取り上げて見ました。

 

Spofifyでの再生回数が現時点で4億回を超える、この世界的に知られる名曲が生まれたのは、スコーピオンズの88年の旧ソ連での公演、89年の伝説のモスクワ・ピース・ミュージック・フェスティヴァル、ベルリンの壁崩壊といった流れを通じて、政治的な変革の風を、彼ら自身が肌身で感じた経験からでしたね。

 

我々日本のHM/HRファンも、モスクワ・ピース・ミュージック・フェスティヴァルの様子を画面を通じて目撃し、当時鉄のカーテンに閉ざされていたソ連の人々が、西側の人々と同じように、いやそれ以上にHM/HRに熱狂する様子を見て、いい意味衝撃を受けました。

 

音楽に何かを変えられるパワーがあるのかわかりませんけど、少なくともHM/HRには言葉や国境の違いはないんだなあと、あの素晴らしい光景は気づかせてくれましたね。それから32年後に、今回の知らせが飛び込んできたのは残念な気持ちでなりません。

 

ウクライナにも、もちろんロシアにも多くのメタルバンドやメタルファンがいます。そうした方々も含めて、大きな被害が出ないことを祈りたいですね。クラウス・マイネが語りかけるように歌う「Wind of Change」の優しく穏やかなメロディを聴きながら、事態が深刻化しないことを祈りたいと思います。

 

ぜひ、改めて聴いてみてください!

Wind of Change

Wind of Change

  • provided courtesy of iTunes

MVはこちら!