※古きを聴いて新しきを知る。遠い昔になった時代の楽曲を振り返ります!
ドイツのヘヴィ・メタル・バンド、スコーピオンズ(SCORPIONS)が、1979年にリリースした6枚目のアルバム『Love Drive』の5曲目に収録。
約7年ぶりのニューアルバム『Rock Believer』が発売されたタイミングにちなんで、今週〜来週は個人的にリアルタイムで聴いてきた、マティアス・ヤプス加入後のスコーピオンズのアルバムから、比較的代表曲以外の注目曲を1つずつ選んでいこうと思います!
スコーピオンズはオールドファンになればなるほど”やっぱりウリ派”の方が増えるでしょうけど、個人的にはウリ時代は後追いだったこともあり(もちろん大好きです)、”断然マティアス派”ですね〜。
昨日も書きましたけど、新作ではマティアスの弾きまくりが足りない点は若干不満だったので、ストリーミングで最近ようやく旧作が出揃ったこともあり、改めてその辺りを聴き込んでいきたいと思ってます。
さて、本作は記念すべきマティアス加入後の1作目なんですけど、タイミング悪く?弟マイケルが一時出戻ってしまい「Another Peace of Meat」をはじめとした名曲を書き名演を残したおかげで、ほぼマティアスの存在が空気のようになってます(汗)。
今や骨肉の争い?をするシェンカー兄弟と、その後のマティアスの貢献を考えると、何とも複雑な思いがしますけど、かすかな存在感(笑)を示しているのが、今回ピックアップした勢い1発、わずか2分半超のハイテンション・メタル・ナンバー「Can't Get Enough」です!
ここにマティアスのソロが収められており、フレーズに多彩性は皆無ですけど(汗)、高速トリルやアーミングなど、仙人や神、さらにはクラウスのブチギレた凄まじいシャウトに負けじと、懸命にプレイする初々しいギターソロが聴けます。
この曲を聴くと、83年USフェスティヴァルのTV放送時のライヴ映像をいつも思い出します。スコーピオンズはなぜかこの曲だけが放映されましたけど、大団円の場面なので、のけぞってギターを弾くルドルフやマイクをくるくる回すクラウスなど、みんな演奏そっちのけの(笑)過激なパフォーマンスが衝撃的でしたね〜。
それにしてもSpotifyの再生回数が少ないですね(汗)。自然とアドレナリンが湧いてくるこの曲の真の魅力は、確かにライヴでのみ味わえるのかも知れません!
ぜひ、一度聴いてみてください!