※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
ドイツのヘヴィ・メタル・バンド、スコーピオンズ(SCORPIONS)が、1982年にリリースした8枚目のアルバム『Blackout』の 6曲目に収録。
約7年ぶりのニューアルバム『Rock Believer』発売にちなんで、今週〜来週は個人的にリアルタイムで聴いてきた、マティアス・ヤプス加入後のアルバムから、代表曲以外の注目曲を1つずつ選んでいます。
『Blackout』が、ウリ期以降のスコーピオンズの代表作であるだけでなく、メタル史上の名盤であることは、多くのHM/HRファンの認識が一致するところでしょう。筆者はちょうど多感な時期にこのアルバムに出会ったこともあり、最も影響を受けたメタル作品の1枚といっても過言ではありません。
懸案だったクラウスの喉の問題がクリアになり、強靭なリフと情感溢れるメロディを盛り込んだバラエティ豊かな楽曲、漲るエナジーに満ちたタイトな演奏ともに、まさに脂の乗り切ったバンドの状態を、200%音源に封じ込めることに成功しています。
これまで何度聴いたかわかりませんが、当時LP盤では全曲強力なA面で打ちのめされ、ひっくり返してB面ど頭で追い討ちをかけてやられ。そこから2曲はやや拍子抜けして(笑)、最後はバラードで涙腺崩壊、みたいな流れでしたけど、歳をとるに従いその2曲の魅力も理解できるようになり、、真に捨て曲なしの名盤と言えるでしょう!
今回ピックアップした「Dynamite」は、そのLPのB面1曲を飾った、タイトル曲に匹敵するキラーな疾走ヘヴィ・メタル・チューンです!スコーピオンズの中でも、最も過激な部類の楽曲で、メタル色が強いですよね〜。まさにジャケットの世界観を音で再現したように聴こえます。
肝はやはり、ルドルフの驚異的なカッティング!ヘッドホンで 聴くと、なんとも気持ちのいいこと!タイトル曲での鬼ダウンピッキングのリフも半端ないルドルフですけど、普通のメタルバンドはこの高速カッティングはやれないし、やらないでしょう。関係ないですが、ビートロックとか弾いてもハマりそうです(笑)。
マティアスのギターも終始主張してカッコイイですし、終わりそうで終わらないくどいエンディングが良過ぎます。そして、コンディション万全のクラウスの歌唱の凄まじいこと!”ダイナッマイ〜”ってシンガロング必至でしょう。これからも一生愛聴するバイブルであることは、間違いないですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!