※まさにHM/HRの黄金時代、80年代を彩った楽曲を振り返ります!
ドイツのヘヴィ・メタル・バンド、スコーピオンズ(SCORPIONS)が、1984年にリリースした9枚目のアルバム『Love at First Sting』の1曲目に収録。
約7年ぶりのニューアルバム『Rock Believer』発売にちなんで、今週〜来週は個人的にリアルタイムで聴いてきた、マティアス・ヤプス加入後のスコーピオンズのアルバムから、比較的代表曲以外の注目曲を1つずつ選んでいます。
『Blackout』のヒット、80sメタルの盛り上がりと、イケイケムードの中でわずか2年のタームでリリースされた本作は、全米ビルボード6位、トリプルプラチナムのセールスと、スコーピオンズ史上に残る成功を収めた、これまた前作に負けじ劣らずの名作ですよね。
LPで言うところのA面に勢いのある曲を集めつつ、B面のど頭に名曲を配して、真ん中が中だるみ(汗)、ラストは強烈なバラードで締めると言う、前作のデジャヴのような構成で、対を成す作品に思えました。
そういえば、当時のほろ苦い思い出で、予約したLPをレコード店に取りに行ったとき、相変わらずの恥ずかしい系のジャケットのせいで、店員さんに白い目で見られたことですね(笑)。
本作は初のデジタルレコーディング!と言うのも謳われており、”デ、デジタルかあ〜”と、その未来感のある響きに結構ドキドキしながら(笑)針を落としました。実際の音像には賛否あったかもですが、それを具現化するようなイントロをぶちかましてきたのが、今回ピックアップしたオープニング曲「Bad Boys Running Wild」です!
今聴いても、このキラキラ感のあるマティアスの流麗なフレーズは、新しさを感じさせますよね。それに続くボトムの低い普遍的なリフとリズムのカッコイイこと!未だに聴くたびに、リズムに合わせてエアギターで思わず横揺れしたくなります(笑)。
ちょっと人気曲を選び過ぎたかな?と思いきや、現時点でのSpofifyの再生回数を見ると、「Rock You Like A Hurricane」が3億6000万回!「Still Loving You」7600万回、「Big City Nights」1500万回に続く、600万回強の4位ですね。
再生回数に限らず、スコーピオンズ史に残る、ロックならではの”ワイルド”さとキャッチーさを兼ね備えた普遍的な名曲だと思います!
ぜひ、一度聴いてみてください!