※まさにHM/HRの黄金時代、80年代を彩った楽曲を振り返ります!
ドイツのヘヴィ・メタル・バンド、スコーピオンズ(SCORPIONS)の元ドラマー、ハーマン・ラレベル(Herman Rarebell)が、ハーマン・ズィ・ジャーマン&フレンズ(HERMAN ZE GERMAN & FREIENDS)名義で1985年にリリースした2枚目のソロアルバムの2曲目に収録。
約7年ぶりのニューアルバム『Rock Believer』発売にちなんで、ここ1週間はスコーピオンズの楽曲を紹介してきましたが、ついでに関連する楽曲も少し取り上げてみましょう。
スコーピオンズのメンバーといえば、クラウス、ルドルフ、それにギター陣のマティアス、ウリが真っ先に浮かぶところですが、70年代後半から90年代前半の黄金期を支えたハーマン・ラレベル(もちろんフランシス・ブッフホルツもですけど)の存在の重要性も忘れられませんね。
近年、ジェイムズ・コタックの後任にお声がかからなかったことに怒り(ジューダスのKKみたいですね、、)、「Rock You Like A Hurricane」の歌詞を書いた時のゲスなエピソードを披露したり、スコーピオンズの楽曲をリレコーディングしたアルバムを出したり、未練たっぷりですけど(笑)、バンドへの貢献度はそれなりにあったと思います。
前述したように作詞面でもクレジットはもちろん、個人的にはやはりあの独特のドラミングが、スコーピオンズにベストマッチしていたと感じますね。
テクニック的に決して上手いドラマーではないものの(汗)、モタリ引っかかりながら突き進んでいく、ヘタウマで独特なニュアンスのリズム感(うまく表現できないんですけど褒めてます笑)が、スコーピオンズらしさを印象づけてくれます。
ドラムライザーの上で叩く姿から、ライヴでの存在感もありましたし、そんな目立ちたがり屋のハーマンだけにソロ作を数作発表しています。正直、無駄に豪華な人脈を使いまくったわりには内容がショボいんですけど(汗)、、それもハーマンらしくて個人的には許してあげたいですね(笑)。
今回ピックアップした「Junk Funk」は、ヴォーカルにジャック・ラッセル、ドン・ドッケンが参加した、ファンキーテイストなハード・ロックです!ラップっぽい雰囲気すらある楽曲で、ベースはラットのフォアン・クルーシェですか〜。
ドラマーのソロ作なのにハーマンのドラミングはいたって普通なんですけど、これでもアルバム中で一番派手に叩いている方でした(笑)。
ぜひ、一度聴いてみてください!