Streaming for METAL !

音楽ストリーミングサービス・サブスクで、ヘヴィ・メタル、ハード・ロックを味わい尽くそう!

【楽曲紹介】ウリ・ジョン・ロート&エレクトリック・サン(Uli Jon Roth & ELECTRIC SUN)「Why?」

※まさにHM/HRの黄金時代、80年代を彩った楽曲を振り返ります!

 

ドイツのハード・ロック・ギタリスト、ウリ・ジョン・ロート(Uli Jon Roth )エレクトリック・サン(ELECTRIC SUN)名義で1985年にリリースした3枚目のアルバムの3曲目に収録。

 

約7年ぶりのニューアルバム『Rock Believer』発売にちなんで、ここ1週間はスコーピオンズ関連の楽曲を紹介してきましたが、締めは仙人ウリで言って見ましょう〜。

 

80年代にいい意味で商業化していくスコーピオンズを、ここのところ振り返ってみましたけど、ウリとスコーピオンズが袂を分かったのは必然で、お互いにとって最良の道だったんだと改めて感じます。

 

脱退後にウリが創作していった音楽に触れて、その自由で悠々とした時間軸での活動ぶりをリアルタイムで見ていく中で、数年間とはいえ、よくぞスコーピオンズというフォーマットに収まって在籍していたなあとすら思えますね。

 

もちろんスコーピオンズでも数えきない名演を残し、バンドに多大な貢献をしたわけですが、脱退後にウリが創作していった、自らが主体となった数々の芸術とも言える作品こそが、ウリの本質に触れられるモノであるのは、言うまでもありません。

 

そうしたウリに対して”仙人”と名付けたのは、あまりにも上手い表現ですけど、彼が残した作品の多くは、その別称に相応しく神々しい雰囲気が感じられますよね。

 

とりわけ、個人的には『Firewind』とともに好きな本作には、そうしたウリにしかなし得ない独特の世界観が凝縮されています。ウリの味のあり過ぎる脱力系ヴォーカル(汗)だけでなく、他のヴォーカリストがしっかりとフォローしている点も好印象でしょう。

 

本来は一枚丸ごとで味わうべき作品でしょうけど、今回ピックアップした「Why?」は、ウリがスカイギターで奏でる、唯一無二の流麗を極めたギタープレイの真髄を堪能できる逸品です!

 

鳥がさえずる牧歌的な優しい雰囲気の導入に始まり、ウリのヴォーカルでこけそうになりつつも(汗)、クイーン的でもある大仰なコーラスと光が差し込むように眩しい美メロディの洪水には、素直に感動を覚えますね〜。後半のギターソロも、どこかクセが強すぎるブライアン・メイ(笑)のようで、ホント神がかっています。

 

本作は現時点でApple Musicのみでストリーミング解禁され、Spotifyでは逆に『Electric Sun』のみがアップされており、配信先を使い分けているようですね。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Why?

Why?

  • Uli Jon Roth & Electric Sun
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes