※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のロック・バンド、筋肉少女帯が、1992年にリリースした7枚目のアルバム『エリーゼのために』の7曲目に収録。
各メンバーの嗜好を反映させながら、あらゆる音楽ジャンルをぶち込んで、唯一無二の筋少ワールドを繰り広げる彼らだけに、ジャパメタなどという狭いフィールドで語れるようなバンドでないことは重々承知してます。
とはいえ、メタルっぽい要素が、筋少サウンドの中で一定の役割を果たしてきたのは間違いでしょう。どうしても80sのジャパメタ好きの観点でいうと、アルージュのギタリスト、橘高文彦が、アルージュ後にチャレンジしたバンドという見方になってしまいます。
耽美派のイメージのあったアルージュから一点、個性の塊のような筋少の一員で登場した橘高を見たときは、正直仰天しました。筋少をちゃんと知ったのはやはり、「高木ブー伝説」でしたけど、無駄にメタル色の強いギターやリズムを聴いて、普通にカッコいいと思いましたね。
正直、ジャパメタファンにとっては、大槻ケンジの独特の唱法や世界観を、受け入れられるかどうか?なんでしょうけど、バックのサウンド的にやってることが高度なので、そうした部分にフォーカスしつつ、最近多くのアルバムが解禁されたストリーミングで、チャレンジして見るのも有意義と思います!
今回ピックアップした「スラッシュ禅問答」は、そのタイトル通り、筋少流の激烈スラッシュ・メタル・チューンです!筋少の中でも、かなり激しいメタル寄りの楽曲ですけど、橘高の刻むリフのキレ具合といい、太田の凄まじい高速ドラミングといい、その辺のスラッシャーが逃げ出すほどの、ここまでクールで本格派のスラッシュを演奏するとは驚きました!
歌詞も面白いですし、シンガロングしながら素直にヘドバンできることは間違いないでしょう!聴いているうちに、ちょっと似てるなあと思い、どことなくガーゴイルが思い浮かんでしまいましたね〜。メタルファンなら、この路線で1枚作って欲しかったなあと思わせる1曲です!
ぜひ、一度聴いてみてください!