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【楽曲紹介】キーン(KEANE)「Tryin' To Kill A Saturday Night」

※美旋律、メロハー好きなら追求したいAORの魅力をメタル視点で紹介していきます。

 

アメリカのメロディアス・ロック・デュオ、 キーン(KEANEが、1981年にリリースした1枚目のアルバムKeaneの1曲目に収録。

 

世界的な人気を誇ったイギリスのロックバンド、キーンが出てきたとき、”あの”キーンが復活して有名になったのか〜、と一瞬勘違いしてしまいました(笑)。80sの洋楽好きなら、キーンといえばこちらの美青年デュオの方がピンとくるでしょう。

 

ヴォーカルとキーボードを担当するトムと、ドラムを担当するジョンによるキーンは、70年代後半にキーン・ブラザースとしてデビューを果たしました。この時、2人は14才と15才だったんですから、早熟で並外れた才能ですよね。

 

キーン・ブラザーズ自体は大きな話題にはならなかったんですが、学業の傍で音楽活動を続け、今度はキーンというバンド名義で、再デビューを果たしたのがアルバム『Keane』でした。この作品の面白いのは、日本のソニーTOTOの弟分的な存在として売り出したバンドであり、海外では発売されず日本のみでリリースされた点です。

 

今思えば、洋楽全盛期にしかなし得ない企画や仕掛けですよね。さらにソニーのカセットテープのTVCMソングとして起用され、これによってキーンの認知は一気に広まりました。筆者がキーンを知ったのもCMがきっかけでした。

 

今回ピックアップしたのは、その懐かしのCMソングとして採用された「Tryin' To Kill A Saturday Night」です!アルバムも含め「ドライヴィング・サタデーナイト」という邦題がついてますけど、そのせいで、英語”Tryin”の発音部分が、空耳で”ドライヴィング”に聴こえてしまい、ずっと勘違いしてました(笑)。

 

西海岸のブルースカイを連想させる爽快かつメロディアスなAORは、キーンの瑞々しい若さ溢れる非凡なる才能と、ドライヴ感に満ち溢れていますよね。トムの爽やかなヴォーカルとピアノプレイも素晴らしいんですが、ジョンのジェフ・ポーカロを彷彿とさせるグルーヴ感のあるドラミングも必聴ですね。

 

アルバム自体は残念ながら未ストリーミング解禁なものの、82年のアメリカのティーンエイジムービー「Zapped!」のサントラ盤にこっそり収録されていて、この曲だけは聴くことができます!

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Tryin' to Kill a Saturday Night

Tryin' to Kill a Saturday Night

  • provided courtesy of iTunes

 

CDはこちら

KEANE

KEANE

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