※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
ノルウェーのメロディアス・ハード・ロック・バンド、TNT(ティー・エヌ・ティー)が、1989年にリリースした4枚目のアルバム『Intuition』の3曲目に収録。
80年代を中心としたクラシック・ロックの名盤、隠れた良盤を次々とリイシューし続ける、イギリスのロック・キャンディ・レコーズから、この2月末にTNTの不朽の名作『Tell No Tales』と『Intuition』が登場しました!
ストリーミングサービス、サブスク推しのブログを書いている身ながら、メロハーで1、2を争う大好きな作品なだけに、このリイシューは欲しい!と素直に思ってしまいました(笑)。近年の劣化した新作やライヴ盤(汗)を買うくらいなら、こちらを2枚買い直したほうがいいでしょう。
ロック・キャンディは作品によりますけど、ブックレットなどに工夫があり、CDの購買意欲をそそる数少ないレーベルです。日本盤化のライセンス契約できれば美味しいはずですが、権利関係がクリアにならないんでしょうね。
さて、80年代終盤の日本におけるTNTの人気ぶりは、本国ノルウェーを除くと、海外との温度差がかなりありました。今回、ロック・キャンディの紹介文でも、”TNTは決して有名ではないけど”とか、”少数の選ばれたファンが支持し続けている”、などと書かれていて、、ちょっと悲しくなります。
確かに『Intuition』を初めて聴いたとき、これだけの優れた作品であれば、全米マーケットに足がかりをつけた前作の健闘ぶりから、遂に大ブレイク間違いなし!と信じてたんですけど、実際のところはTOP 100に入ることもなく、、本国と日本で一番話題になった程度で終わってしまいました。。
なぜ、『Intuition』が全米でヒットしなかったのか??80sメタルの七不思議ですけど、せめてこうしたリイシューがきっかけで、世界中のHM/HRファンに少しでも新たに認知されて、再評価が広がればいいですね。
今回ピックアップした「Tonight I'm Falling」は、メロハー史に残る歴史的名作の中でも、個人的にはタイトル曲と1、2を争う永遠の名曲です!
麗しき美メロとハーモニー、北欧ならではの透明感を湛えたアレンジ、絶頂期のバンドパフォーマンスと、全てにおいて最上級!いつ聴いても澄みきった空気に包んでくれて、言葉にならない感動を与えてくれます。ビヨン・ネッソーによる極上のプロダクションを超える高音質作品に、未だ出会っていません。
ストリーミングの環境を通じてでも、この曲が内包する魅力は、充分に伝わることでしょう。捨て曲なしの稀有なアルバムからは、他にも改めて紹介していきたいですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!
CDはこちら