※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック・バンド、XYZ(エックス・ワイ・ズィー)「Inside Out」が、1989年にリリースした1枚目のアルバム『XYZ』の2曲目に収録。
XYZといって二井原実らによるジャパメタの方ではありません(笑)こちらが先ですね。LAメタル末期、というか、90年代の足音が迫り来る中でデビューした彼らは、元々フランスのリオンで、テリー・イオリス(Vo)とパット・フォンテイン(B)によって結成されています。
80年代中期にアメリカLAに移住し、ウィスキーアゴーゴーなどで活動する中で、ようやくディールを獲得してデビュー作をリリースする頃には、80年代も終わろうとしていたわけです。
アルバムはあのドン・ドッケンがプロデュースしたことで、嫌が応にもLAメタル最後の大物のひとつと期待されました。実際に、アルバムはビルボード100位内をかろうじてクリアし、MTVでのMVオンエアの勢いも増していきましたが、結局、次作のリリース後は御多分にもれずオルタナの波にのまれ、、一時期解散状態に追い込まれてしまいました。
今回ピックアップした「Inside Out」は、XYZの代表曲と言える典型的なアメリカン・ハード・ロック・チューンです!単純ながら引っ掛かりの良いギターリフの印象がやたら強くて、XYZといえばまずこのリフ、そして単純明快でシンガロングを誘うサビメロが頭をよぎります。
実はLAメタルシーンにとっても大切な2枚である、デビュー作と次作『Hungry』は、いまだにストリーミング解禁されていません。。当時の本国でのレーベル、エニグマレコードの倒産は、今だに悪い影響を与えていると言えますね。。
同じエニグマのストライパーのように、早く権利問題が解決して解禁につながるのを願いたいですね。現状は2003年の復活作『Letter to God』に「Inside Out2003」が収録されています。アルバム自体はアレな出来ですけど(汗)、ヴァージョン違いのこの曲は、テリーのヴォーカルもイメージ通りで良しとしましょう。
ちなみにSpofifyにはデモヴァージョンも上がっているので、一応貼っておきます。オリジナルがいつか解禁されたら差し替えたいですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!