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【新作レビュー】ヴァイオレンス(VIO-LENCE)「Let the World Burn」

※CDじゃなくても、ストリーミングで聴ける新作をご紹介します!

 

アメリカのスラッシュ・メタル・バンド、ヴァイオレンス(VIO-LENCE)が、2022年3月4日、約29年ぶりのEP『Let the World Burn 』をリリースしました。

 

今日はスラッシュ系を紹介しようとしていたところ、ヴァイオレンスのニューEPのレビューをすっかり失念していたことに今頃気づきまして、、(汗)、1ヶ月以上経ってますけどいってみましょう〜。

 

ということで、実に30年近く立って、EPといえどもヴァイオレンスの新音源が聴けるとは思いませんでした。2000年代に入って、エクソダスを始め、80sに活躍したベイエリア勢がこぞって復活して音源を出す中でも、ライヴこそ単発で行っても新作の発表に結びつきませんでしたからね。

 

現在のラインナップは、、ショーン・キリアン (Vo)、フィル・ディメル (G)、ペリー・ストリックランド(Ds)の80年代当時のメンツに加え、元オーバーキルのボビー・グスタフソン(G)、元フィア・ファクトリーのクリスチャン・オールド・ウォルバース(B)となっています。ロブ・フリンはいないものの、個人的には大好きなボビーの参加は嬉しいところです。

 

メタルブレイドと契約して発表された新作は、フルでなく5曲入りのEPとなりました。う〜ん、名刺がわりの1枚かもしれませんが、30年ぶりでここまで待たせたのであれば、フルアルバムにして欲しかったのが正直なところです。CDの日本盤が約2300円もしますので、この作品に関しては久々といえどもストリーミングで良いかもしれません。

 

さて、肝心のサウンドですが、どこを切ってもヴァイオレンスらしい、よりヘヴィネスを増したザックザクのベイエリアスラッシュが、ぎっしりと詰まってます!以前、かつての楽曲もご紹介しましたが、、

今回の贅沢な不満を言うと、若気の至りがなくなり、すっかり演奏も巧く安定したことで、ヴァイオレンス最大の魅力だった、ドタバタとしたスリリングな演奏の揺れがなくなった点ですね〜(笑)

 

それにしても、当時のベイエリアスラッシュ勢は、長い歳月を経てみんな結構な齢になっているのに、未だこれだけの怒りを爆発させたサウンドを放出できるのは、本当凄いことだなと、素直に感心してしまいます。

 

今回はEPからオープニングの「Flesh from Bone」をピックアップしました!かつてのサウンドのイメージに近い演奏と楽曲が、最もわかりやすく展開された激烈な一撃になっています!

 

コロナで延期になっていたヴォイヴォド、エキサイター、アーティレリーらとのツアーが実現するのか気になりますが、次なるEP(またですか、、、)のライティングも始まっているようです。ただし待望の来日は、、まだまだ先になるかもしれませんね。。

 

聴いてほしい度

82

ピックアップ曲はこちら!

Flesh from Bone

Flesh from Bone

  • Vio-Lence
  • メタル
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

EPはこちら!

Let the World Burn - EP

Let the World Burn - EP

  • Vio-Lence
  • メタル
  • ¥764