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【楽曲紹介】キラーメイ(KILLER MAY)「Pretty」

※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!

 

日本のハード・ロック・バンド、キラーメイ(KILLER MAY)が、1988年にリリースした3枚目のアルバム『Sangre』の2曲目に収録。

 

90年代半ばにザ・イエロー・モンキーがブレイクした時、メンバーが元ジャパメタ系の集合体だったのには驚きました。吉井和哉が元アーグ・ポリスのベースで、廣瀬洋一が元ムルバスというのも意外だったんですけど、菊池兄弟が、あの元キラーメイというのが一番の衝撃でしたね〜。

 

ジャパメタブームの頃、やたらと激推しされたロッキンFで初めて見た、キラーメイアー写は、なかなかのインパクトで未だ記憶に残ってます。ケバケバしい白塗りメイクもさることながら、シンガー、REINOの中性的な網タイツ姿はゲテモノ感満載で、サウンド云々以前にシーンに名を轟かせた感がありました。

 

キャラ先行のバンドだっただけに賛否はあったものの、シンプルでキャッチーなグラムロック風のサウンドは、バンドイメージにマッチしたものでした。そんなキラーメイが、3作目にして飛び道具のメイクや衣装を脱ぎ捨て、音だけで勝負をかけたのが『Sangre』でした。

 

ジャケットに素顔のままに写る、メンバーの姿からして決意が感じられますが、個性の的なREINOのヴォーカルはそのままに、グラム、ハードロックンロール調で粒の揃った楽曲を基本にして、メンバーの確かな力量が感じられる作品に仕上がっており、BOWWOWの斉藤光浩がゲスト参加しています。

 

今回ピックアップした「Pretty」は、キャッチーなギターリフとアップテンポにドライヴするリズムが心地よい、ハードロックンロール・チューンです!REINOの声質やヴォーカルスタイルはやはり良いアクセントになっていますね〜。

 

虚飾を排除して音楽だけで勝負した結果、本作が最終作になってしまったのはある意味皮肉なものでしたが、イロモノではなく確固たる実力を持ったバンドであったことを、自ら証明したと言えるでしょう。REINOは残念ながら、すでに他界されています。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

PRETTY

PRETTY

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