※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます！
イギリスのメロディアス・ハード・ロック・バンド、ヴェガ（VEGA）が、2010年にリリースした1枚目のアルバム『Kiss of Life』の9曲目に収録。
90年代末にスティーヴ・ハリスが主宰するビーストレコーズからデビューした、英国産のメロディック・ロック・バンド、キック（KICK）。そのシンガーだったニック・ワークマンが、キメラ、ハウス・オブ・ローズを始め、多くのフロンティアーズ系のリリースに楽曲を提供してきた、ジェイムズ＆トム・マーティン兄弟らと共に結成したのが、ヴェガでした。
フロンティアーズ系は、机上で組み合わせた、音源だけに集められたプロジェクトが多く、時にはその無理やり感に閉口させられることも多いですよね（汗）。このヴェガの場合は、リアルバンドとしてきちんと成り立っていて（当たり前なんですけどね）、まだキャリアも若いですし、英国産という点でも注目したいバンドでした。
その期待通り、積極的なライヴやツアーも行い、2作目こそ一時期フロンティアーズを離れましたが、その後出戻って7作目までリリースを重ねています。作風も多少ヘヴィ寄りになったり振れ幅はあるものの、一貫してメロディアスであることに主眼を置いた、ギター主体の良質なメロハーサウンドを奏で続けています。
今回ピックアップした「Stay with Me」は、デビュー作に収められた、強いメロディのフックを持った、天体”ヴェガ”の如き輝きを放つ極上のメロディアス・ハード・チューンです！
ニックのエモーショナルヴォイスが、切なさと哀感に満ちたメロディに見事マッチしており、英国産メロハーらしい風味を醸し出しています。ここではキラキラとしたシンセのアレンジも光っていますね。
日本盤が出たリ出なかったり、今ひとつ日本ではその実力に比して評価が定まっていないのは残念ですけど、ジョー・エリオットやハーレム・スキャーレムのハリー・ヘスなど、著名アーティストからも評価されている彼らですので、そのライヴを通して真の魅力を体感して見たいですね！
ぜひ、一度聴いてみてください！
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