※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
ドイツのハード・ロック・ギタリスト、マイケル・シェンカー率いるハード・ロック・バンド、マイケル・シェンカー・グループ(THE MICHAEL SCHENKER GROUP)が、1983年にリリースした、4枚目のアルバム『限りなき戦い( Built To Destroy)』の1曲目に収録。
今週は、マイケル・シェンカー・グループの最新作『Universal』&デフ・レパードの最新作『Diamond Star Halos』の発売にちなんで、両アーティストの楽曲を交互に取り上げていきます。
3作目までのMSGのゴタゴタ騒ぎはさらに続き、今度はライヴにおけるグラハムのご乱心や、マイケル影武者騒動など、これまたロックバンドらしい内紛が勃発していきましたね。結局、グラハムも1枚限りで脱退し、まさかのゲイリー・バーデン復活となるわけです。
ヴァン・ヘイレンにおけるデイヴのように、MSGにはゲイリーこそ適任と思っていたので、個人的にはめちゃくちゃ嬉しかったですけどね。そんなゲイリーを迎えての4作目は、ベンツに大切な愛器フライングVを叩きつけてしまった、バカ丸出しのジャケットが最高です。ぶっ壊すくらいならギター譲ってくれ〜とファンの誰もが思ったでしょう(笑)。
破壊的なジャケとは裏腹に、前作の重々しい緊張感のある作風から、叙情的なメロディと、これまで最もポップなフィーリングが感じられる作風に変化しました。その象徴的なマイケル流儀の極上メロハーチューンが、オープニングを飾る「Rock My Nights Away」です!未だにライヴでも定番の人気曲ですよね。
イントロの優しいシンセの響きに肩透かしを食らわされそうになりますけど、ポップでありながらもドラマティックで感動的なコード進行とメロディが堪能できる名曲ですね〜。こうしたタイプの楽曲でも、的確にマッチした泣きのギタープレイを展開できるマイケルは、さすがに神ってるなあと唸らされます。
ゲイリーの歌唱がかなり危ういのはご愛嬌ですけど(汗)、マイケルのギターの音色との相性の良さを再確認できます。サウンドミックスやヴォーカルが気に入らないと、のちにUSミックスが出て、この曲もギター始まりになってますけど、個人的にはオリジナルのアレンジの方が慣れ親しんでいてしっくりきます!
ぜひ、一度聴いてみてください!