※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
アメリカのハード・ロック・バンド、オートグラフ(AUTOGRAPH)のシンガー、スティーヴ・プランケット(STEVE PLUNKETT)が、1991年にリリースした1枚目のソロアルバム『My Attitude』の5曲目に収録。
オートグラフは、かな〜り以前のブログでヘア/ グラム・メタル、LAメタルの括りで、1曲取り上げていましたね〜。
そこでも触れましたけど、日本と本国アメリカでの人気の格差が、とりわけ激しい代表格のバンドとして印象に残っています。結局、80sのメタルバブル期にさえ来日しなかったオートグラフが、忘却の彼方になりそうな矢先にリリースされたのが、このスティーヴのソロアルバムでした。
当時、偶然輸入盤店でCDを見つけ、アーティストの個人名よりも特徴的なルックスで、オートグラフのシンガーだ〜とすぐにピントきました。まず日本盤は出ないだろうなあと思い、それほど期待もせずに買った記憶があります。
ところがアルバムを聴き進めると、これがなかなか良いではありませんか。オートグラフっぽいアリーナ系ハード・ロック色もありつつも、よりメロディ重視でメロハーと言っても過言ではない作風に仕上がっており、楽曲も粒ぞろいで買ってよかった〜と素直に思いました。
今回ピックアップした「Think About It」は、アルバム中で特にメロハー色の強い良質なハード・ロック・チューンです!楽曲を際立たせるパワフルでメジャー感のあるサウンドプロダクションと、キラキラとしたシンセのアレンジもいい塩梅ですね〜。
何よりスティーヴのエモーショナルで特徴的な声質が、しっかりとフックを持ったメロディ重視の方向性にとてもマッチしているように感じます。ただし90年代初頭のリリースという時代のタイミングも悪かったですし、これが唯一のソロ作になってしまったのは、何とも惜しい感がします。
日本では今ひとつ評価が低いバンドのメンバーのソロ作、という点でなかなか手を出しづらい作品かもですけど、先入観を持たずにストリーミングで気軽に触れてほしいですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!