※CDじゃなくても、ストリーミングで聴ける新曲をご紹介します!
イギリスのヘヴィ・メタル・シンガー、 オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)が、9月9日リリース予定のニュー・アルバム『Patient Number 9』からの先行シングル曲「Patient Number 9」を、6月24日に公開しました。
コロナ禍に負けじと精力的に活動を続けるオジー。自身の体調不良の問題もあり、ライヴができないのなら音源制作に集中してくれているようで、前作『Ordinary Man』からわずか約2年半ぶりに新作が完成したのは嬉しい驚きでした。
最近のインタビューでは、コロナに再び感染したり、歩くことも困難で首の手術を受けたりと、やはり年齢的にも体調が心配されますけど、歌うことへの意欲をオジーが失っていないことが何より安心しますね。
さて、2ヶ月ちょい先に発売になる注目の新作から、まずはオープニングを飾るタイトル曲「Patient Number 9」がいち早くストリーミングでも解禁されました!今回のアルバムはゲストギタリストが豪華で、お馴染みのザック・ワイルド、トニー・アイオミらに加え、大御所エリック・クラプトン、そしてこの曲ではこれまたレジェンダリーなジェフ・ベックが参加しています。
オジーにとっても偉大な先輩ギタリストであるジェフが降臨してくれたことは、大きな喜びのようですね。ミッドテンポの楽曲は、いかにもオジーらしいヘヴィでダークな要素と、一転してキャッチーで抜け感のいいメロディが心地よいサビのコントラストが、絶妙にマッチした仕上がりになっています。
オジーのヴォーカルには未だ張りや安定感があり、衰えを感じさせませんね。そして、大注目のジェフですが、まさに我が道を行くギタープレイの先鋭的でキレッキレなこと!特にソロに入ると一気呵成にジェフの世界へと塗り込めるあたりは、さすがの貫禄としか言いようがありません。アウトロも含めてソロパートがてんこ盛りで、予想以上に弾き倒してるのも嬉しいですね〜。
オジーとジェフそれぞれが長年培ってきた音楽性、世界観が絶妙に溶け込み合い、これまでになかったフレッシュな楽曲が生み出されたように聴こえます。ジェフとはもう1曲共演しているので、こちらも楽しみにしたいと思います!
それにしても、オジーが今年74歳、つい最近誕生日を迎えたジェフは78歳ですか!いやあ、お二人とも、アンチエイジングぶりは信じられませんし、素直に敬意を表したいですね。今後も末長く活躍してほしいものです。
Apple Musicでは「Patient Number 9」のMVも早速楽しむことができます。精神病院をテーマにしたというだけに、ホラーチックなでも必要以上に怖くなくエンタメとして楽しめる映像になってますね。因縁のコウモリも登場してます!
聴いてほしい度
83%
MVはこちら!