※古きを聴いて新しきを知る。遠い昔になった時代の楽曲を振り返ります!
スコットランドのハード・ロック・バンド、ナザレス(NAZARETH)が、1973年にリリースした3枚目のアルバム『Razamanaz』の1曲目に収録。
ガンズ・アンド・ローゼズがこの秋、来日公演を果たしますね。コロナ禍以降に行われるHM/HR系の単独公演としては、久々の大規模アリーナでのショウということで、興味深いところです。ガンズのニュースを見ていたら、なぜか脳内でナザレスを思い出してしまったので、、ちょっと強引な展開ですけど(笑)今回取り上げて見ましょう〜。
68年結成で71年デビュー、今やオリジナルメンバーはピート・アグニュー (B)だけになったものの、半世紀に渡り現在も活動を続け新作までリリースしている、まさにブリティッシュ・ロックの生き字引のようなバンドです。
ツェッペリンやパープルに代表される超一線級のバンドに、人気や実績は劣りますけど、同時代のブリティッシュのハード・ロックの中軸を支えた存在として、HM/HRファンには重要な位置付けにあるバンドと言えるでしょう。
ナザレスの代表作といえば、アメリカでもヒットしたバラードナンバー「Love Hurts」を収録した『Hair of the Dog』が想起されますが、HM/HRファンにとりわけ高い評価を受けているのが、この『Razamanaz』です。
ちょうど前述のガンズのデビュー作がブレイクした頃、知人から”ガンズって、ナザレスそっくりやん”と言われたんです。実は『Razamanaz』を中古盤のLPで買ってたものの、ほとんど聴かずにラックに入れていたのでよくわからず(汗)、慌てて聴き直してみると、、いやあ〜ホントでした(笑)。
今回ピックアップした「Razamanaz」はナザレスの代表曲のひとつで、抜群のドライヴ感とご機嫌なメロディが光る、ブリティッシュ・ロック史に残るハード・ロックンロールの名曲です!プロデューサーがロジャー・グローヴァーだからか、パープルっぽいスピード感のエッセンスが絶妙に注入されています。
オリジナル・シンガーのダン・マッカファーティーが、特徴あるしゃがれた声質で歌う、出だしのヴォーカルパートを聴いて、”ほんとアクセルやん!”と遅ればせながら気づいて倒れましたね(笑)。実際に本人も影響を受けたことをちゃんと認めていたのは、素晴らしかったですね〜。
作品の数も多いですので、筆者もこの機会にストリーミングでじっくり振り返っていきたいと思います!
ぜひ、一度聴いてみてください!