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【新曲レビュー】 メガデス(MEGADETH)「We'll Be Back」

※CDじゃなくても、ストリーミングで聴ける新曲をご紹介します!

 

アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、 メガデスMEGADETHが、9月2日リリース予定のニュー・アルバム『The Sick, The Dying… And The Dead!からの先行曲「We'll Be Back」を、6月23日に公開しました。

 

この曲はすでに公開して1ヶ月以上経過してまして(汗)、、、つい先日には2曲目となる「Night Walker」も公開されてますけど、今年秋のメタルシーンの話題作ということで、今更ながら取り上げてみたいと思います。

 

思えばここ2、3年のメガデスの周辺では、バンド活動自体を揺るがす事態が次々に巻き起こりましたよね。デイヴ・ムステインの咽頭がんの公表、デイヴ・エレフソンが児童売春で告発された末にバンドから解雇通告、しかも同時進行でコロナ禍による活動の制限と、メガデス大丈夫か??と多くのファンは気を揉んだことでしょう。

 

総帥デイヴ・ムステインの近影もどこかやつれたように見えてしまい、、心配な気持ちが先行したのが否めません。そんな中でも創作活動に意欲を見せたムステインは、メガデスを立て直すべく、元ソイルワークのダーク・ヴェルヴューレン(Ds)、そしてムステインが声をかけたテスタメントのスティーヴ・ディジョルジオ(B)とともにレコーディングを進めました。

 

様々な困難な状況の中で、果たして今さら良い作品が生み出せるのか?正直言うと懐疑的な気持ちを持ってたんですが、まだ2曲とはいえ、新しい音源をストリーミングで聴いてそんな疑いの気持ちを持ったのを申し訳なく思いました!メガデスにこれほど凄いメタルを生み出せる力がまだ残っていたのに、ホント驚かされましたね〜。

 

ラッパーのICE-Tをフィーチャーした「Night Walker」の破壊力は強烈ですけど、「We'll Be Back」の文字通り80年代のメガデスが還ってきた感が、文句無しで素晴らしい!かつて聴き狂った初期メガデスのインテレクチュアル・スラッシュを現代のプロダクションで蘇らせた、そんなテイストが楽曲の造りやアレンジを始め、全てにおいてヒシヒシと伝わってきます。

 

チマチマと細かく複雑なリフ(褒めてます)から、激速なリズムが走り出した瞬間、この曲に一気に引き込まれるでしょう。音源では初となるダークのドラミングの音像や、重すぎない軽快なフレーズがどことなくガル・サミュエルソンみたいで、全体に音圧をかけ過ぎないオーガニックなサウンドプロダクションと相まって、80sのメガデス風味が半端なく漂います。御大ムステインのヴォーカルにも一切の翳りがなく、キコとのギタープレイも含めて切れ味抜群です。

 

筆者のようなオールドファンで、いつからかメガデスについていけなくなった(汗)HM/HRファンも少なくないかと思うんですけど、そうした人達にも間違いなくヒットするでしょう!個人的には『Rust In Peace』以来、聴き込めそうな作品になるかも?しれません。9月の発売を楽しみに待ちたいと思います。

 

すでにストリーミングで聴いたファンの反応もかなり良く、ネットではやはり絶賛のコメントも多いですね〜。Apple Musicでは2曲のMVも早速観ることができます。ウクライナとロシアの戦争を想起するからでしょうか、メガデスがメッセージを放つ世界観がこれまで以上にリアリティを持って迫ってくるので、こちらも必見です!

 

聴いてほしい度 

90 

We’ll Be Back

We’ll Be Back

  • provided courtesy of iTunes

MVはこちら!

We’ll Be Back: Chapter I

We’ll Be Back: Chapter I