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【楽曲紹介】ウェンディ・O・ウィリアムス(WENDY O WILLIAMS)「Pedal To the Metal」

※タイトルに「METAL(メタル)」のワードが入った楽曲を紹介していきます!

 

アメリカの女性ロック・シンガー、ウェンディ・O・ウィリアムス(WENDY O WILLIAMS)が、1986年にリリースした2枚目のアルバム『Kommander Of Kaos』の2曲目に収録。

 

ロックシーン広しといえども、ウェンディ・O・ウィリアムスほど強烈なインパクトを与えた女性シンガーは存在しないでしょう。ストリッパーを経てNYパンク、ハードコアバンドのプラズマティクスを結成したウェンディは、金髪のモヒカンヘアと毒々しいメイク、乳首を黒いガムテープで隠しただけの限界露出でステージに立ちました。

 

バンドのパフォーマンスも凄まじく、チェーンソーでギターを切り刻む、車を破壊し尽くすなど、まさにやりたい放題。音楽云々以前に、その悪名高い存在自体がシーンに知れ渡りました。くだらない話なんですけど、筆者が初めて外国人の女性のヌードを見たのはウェンディだったかもしれません(笑)。

 

そんな伝説のプラズマティクスから、自らのソロ名義でバンド活動を開始して次第にHM/HRシーンに接近。84年にジーン・シモンズのプロデュースで、キッスのメンバーと全面的に絡んだ『WOW』をリリースします。そしてキッス人脈から離れ、メタル色を強めたのが本作ですね。

 

今回メタルタイトル括りでピックアップした「Pedal To the Metal」は、2バスの連打で疾走する強烈なパワー・メタル・チューンです!80年代のUSパワー・メタルの雰囲気がビシビシと感じられる格好良さですね〜。アルバムは同系統の楽曲が他にも収められているので、メタラーなら必然的にヘッドバンギングへと誘われるでしょう!

 

裏ジャケには露出度マックスで迫る、ウェンディ嬢の写真がフィーチャーされています。ザラついた味わい深い声質での歌唱は意外と安定しており、ど迫力ヴォイスで絞り出すように絶唱する様は実にクールですね〜。

 

残念ながら98年に自らの拳銃でこの世を去ったウェンディ。さぞプライベートもワイルドかと思いきや、生粋のヴェジタリアンで野生動物の愛護活動もしていたようで、実際にはとても繊細な方だったのかもしれません。

 

ちなみにApple Musicのアーティスト名は誤解で、PLASMATICSになってます。。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Pedal to the Metal

Pedal to the Metal

  • Plasmatics
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes