※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
スウェーデンのメロディアス・ハード・ロック・バンド、ヒート(H.E.A.T)が、2008年にリリースした1枚目のアルバム『H.e.a.t』の2曲目に収録。
ちょうど通算7枚目の新作『Force Majeure』がリリースされたばかりのヒート。初代ヴォーカリストのケニー・レクレモが出戻った注目作になり、ヘヴィネスとメロディが絶妙に織り交ぜた流石の作品にしあがっています。とはいえ、個人的にはやはりデビュー作がお気に入りなので、今回はこちらをご紹介します〜。
ヒートがデビューした頃は、80年代の北欧メロハーバンドの隆盛以来となる、望な若手メロハー系バンドが複数登場して行きました。その先陣をきったのがヒートだったわけですが、こうした若くてルックスも良く、80sのテイストを醸し出すメロハーバンドが出てきたのは想像しておらず、シンプルに嬉しかったですね〜。
それに触発されるように、トリートなど元気さを取り戻したベテランバンドもいましたし、シーンの活性化という意味でも若手バンドの台頭はやはり欠かせないでしょう。絶賛で迎えられたヒートのデビュー作ですが、正直言って前評判の高さからいうと、まだまだ楽曲のツメが甘いところなども感じられました。
どうしても80年代当時の北欧メロハーの好盤と比べてしまうので、劣っていても当然なんですけど、期待される伸び代を考えば十分に及第点をつけられるデビューと言えるでしょう。
今回ピックアップした「There for You」は、オープニングに続く、伝統的な流儀で作られた、透明感と良質なメロディが舞う北欧メロハーの佳曲です!なんと言っても甘酸っぱいイントロのギターフレーズが実に印象的ですよね〜。
Aメロのバッキング抑え目具合からして、いかにも北欧メロハー的ですし、そこから畳み掛けるように強いフックのバース、サビへと向かう展開も素晴らしいですね。ラウドパークで初来日した際に大音響のライヴヴァージョンを聴きながら、ホントよく出来たいい曲だなあ〜としみじみ感じて、グッと胸に迫りくるものがありました!
ぜひ、一度聴いてみてください!