※タイトルに「METAL(メタル)」のワードが入った楽曲を紹介していきます!
カナダのヘヴィ・メタル・バンド、ソア(THOR)が、2015年にリリースしたアルバム『Metal Avenger』の2曲目に収録。
芸人の筋肉枠のトップがなかやまきんに君なら、メタルシーンの筋肉枠のトップはマノウォーではなくこのソアでしょう〜(なんのこっちゃ)。カタカナ表記は”ソー”とか”トール”も散見されますけど、かつての日本盤LPの帯が”ソア”だったので。今回はこちらを使ってます〜。
メタルシーンではマニア御用達な印象は否めませんけど、バンド自体といえる中心人物のジョン・ ミキ・ソアは、ボディビルダーのカナダチャンピオンに輝くなど、その筋骨隆々な見た目のこけおどしではなく、筋肉シーン(笑)では確固たる実績を持っているようです。
アーティストとしての歴史を見ると、活動開始が73年まで遡るのは驚きです。その頃から筋肉と音楽の合体をコンセプトにしており、活動が本格化したのが77年のソアのデビュー作『Keep the Dogs Away』でした。確かにメタルの音楽性と筋肉マッチョなイメージは相性良く感じますよね。
その後、イギリスに渡りモーターヘッドのマネージャーと契約し、ロンドンをベースにライヴやレコーディングを敢行。長いキャリアにおいて最もよく知られる85年のセカンド『Only the Strong』が生まれましたが、この日本盤がFEMSからリリースされています。
97年に一度バンドは解散してますが、97年頃から活動を再開して現在に至るまで、コンスタントにライヴと音源のリリースを続けています。今回はメタルタイトル括りですが、近年のアルバムから「Metal Avenger」をピックアップしてみました!
80年代当時の作品同様に怪しげなB級、C級感は否めないんですし、アルバムを通すのはキツイですが(汗)、ドライヴ感のあるクールなリフでグイグイ押すこの曲は、プロダクションも含めて、十分にカッコよく仕上がってます!
ソアのヴォーカルはお世辞にも上手くないものの、芝居掛かった唱法は楽曲の怪しげな雰囲気にばっちりマッチしてますね〜。そしてゲストギターとして味のあるソロをぶちかます、元モーターヘッドの今は亡きファスト・エディ・クラークがフィーチャーされてるのも聴きどころでしょう。
ぜひ、一度聴いてみてください!