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【楽曲紹介】ホーク(HAWK)「Tell the Truth」

※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル系を紹介していきます。

 

アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、ホーク(HAWK)が、1986年にリリースした1枚目のアルバム『Hawk』の1曲目に収録。

 

作品のジャケットやバンドのヴィジュアルなど、サウンドをイメージする上で最も参考になるポイントですけど、このホークに関しては全てがちぐはぐで、良い意味で音を聴くと裏切られるでしょう。

 

何と言ってもこのジャケットの酷さ(泣)。。何がどうなったら大切なデビュー作に、こんな意味不明なアートワークを使ってしまうんでしょうか(笑)。バンドのアー写をみると、典型的な80sのヘア/グラム・メタル風のぎついルックスと、ますます意味不明ですが、実際のサウンドは見た目ほど浮ついたヘア・グラム色は強めではなく、意外にもシリアスで正統的なHM/HRが中心に展開されます。

 

バンド自体は84年にギタリストのダグ・マークスによって活況を呈する西海岸LAで結成されました。初期の頃にはジューダス・プリーストのドラマー、スコット・トラヴィスが在籍しており、このデビュー作では、のちにガンズ・アンド・ローゼズに加入するマット・ソーラムがドラマーとして参加しています。

 

今回ピックアップした「Tell the Truth」は、ヨーロピアン・テイストとも言える哀感を強く滲ませたハード・ロック・チューンです!ドッケンやスコーピオンズを彷彿とさせる雰囲気が感じられますね。

 

ダグはギター講師として活躍しているだけに、ギターの音量バランスもどでかく、確かなテクニックに裏打ちされた泣きのギターは一聴の価値があります。ヴォーカリストもしっかり歌い上げる非凡な力量を持っていて、高音域はどことなくクラウス・マイネを想起させます。

 

それなりの完成度のアルバムをリリースしたにもかかわらず、日本盤は全く発売されることなく、結局このアルバム1枚でホークは音沙汰がなくなってしまいました。ストリーミングにはしっかりアップされているので、スコットやマットが参加したという部分を除いても、一聴の価値があるバンド、作品だと思います!

 

ぜひ、一度聴いてみてください! 

Tell the Truth

Tell the Truth

  • Hawk
  • ロック
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes