Streaming for METAL !

音楽ストリーミングサービス・サブスクで、ヘヴィ・メタル、ハード・ロックを味わい尽くそう!

【楽曲紹介】マッコーリー・シェンカー・グループ(McAuley Schenker Group)「Destiny」

※まさにHM/HRの黄金時代、80年代を彩った楽曲を振り返ります!

 

ドイツのハード・ロック・ギタリスト、マイケル・シェンカー率いるハード・ロック・バンド、マッコーリー・シェンカー・グループ(McAuley Schenker Group)が、1989年にリリースした、本名義で2枚目のアルバム『Save Yourself』の10曲目に収録。

 

マイケル関連のストリーミングの状況ですが、いつの間にやらマッコーリー・シェンカー・グループが解禁になってました〜。もう1枚の大好きな『Perfect Timing』はまだとはいえ、少しずつ増えているようで嬉しいですね。

 

マイケルの相棒シンガーとしては、終始ゲイリー・バーデン推しなんですけど、MSGはそのままに、バンド名義まで絶妙に変えたロビンとの相性も悪くなかったと思います。シンガーが変わるだけで別バンドのようにも聴こえ、マイケルのギターを違った側面で楽しめる思いがしました。

 

80sHM/HRのメインストリームに寄せていった『Perfect Timing』は賛否がありましたけど、『Save Yourself』は、イントロからマイケルの名演が炸裂したタイトル曲のインパクトが絶大で、久々にマイケルが弾きまくってるイメージで高評価を得ましたよね。

 

実際のところは、しっかりとロビンの歌にも主軸を置いた、メロディアスな歌モノHM/HRとしてバランスの良い作風になっていて、粒揃いの楽曲を味わうことができます。

 

その中で今回ピックアップした「Destiny」は、哀愁と美旋律に彩られたギタープレイとメロディを纏いながら、ストレートに突き進んでいく珠玉のハード・ロック・チューンです!ハロウィンの「I Want Out」になんとなく雰囲気が似ているのはご愛嬌でしょうが、サビメロのフックが何とも超弩級に強いこと!

 

楽曲自体はマイケルのペンによるものではなく、スティーヴ・マンとロビンのクレジットがありますね。それが逆に功を奏したのか、普段のマイケルとは毛色の違う、ストレートにクサクサの美旋律が乱舞する日本人好みの1曲に仕上がっています!

 

それにしても扇情力が半端ないメロディといい、マイケルのは流麗で丁寧に弾きまくったギタープレイといい、昨今のマイケル作品と比べるとこの頃ですら雲泥の差ですね。。。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Destiny

Destiny

  • provided courtesy of iTunes