※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、ヴィシャス・ルーマーズ(VICIOUS RUMORS)が、1985年にリリースした1枚目のアルバム『Soldiers of the Night』の2曲目に収録。
昨日はジェイソン・ベッカーをご紹介しましたが、一度シュラプネル系を聴いてしまうと連鎖的につまみ聴きしてしまい、プチマイブームが訪れましたので(笑)、今回はヴィシャスのデビュー作でいって見ましょう〜。
ヴィシャス・ルーマーズは、以前に比較的近年でお気に入りの楽曲をご紹介していました。
全盛期はやはりカール加入後の80年代後期でしょうけど、カール・アルバート加入以前にもかかわらず、このデビュー作のインパクトも相当なものでした。
注目されるきっかけは専門誌レビューでの高評価に尽きるでしょうね。当時は情報も少なかったですので、輸入盤が追いつかない状況でなかなか耳にするのも大変でした。筆者は記憶が定かでないものの、誰かが持ってるLPをテープに入れてもらったような気がします。
イントロが流れてやけにこもり気味の音質に、カセットだから仕方ないよな〜、なんて思ってたら、後でLPやCDを買っても同じこもりかたをしてました(笑)。クリアさ加減ゼロの音質がエッジを削ぎまくってますけど、演奏、楽曲ともにデビュー作とは思えぬパワーとこなれ方をしてます。
今回ピックアップした「Ride (Into the Sun)」は、ギターをフィーチャーした小インストに続く、爆発的なパワーと細かいリフで疾走する、怒涛のヘヴィ・メタル・チューンです!意外にも作曲はジェフ・ソープではなく、ベースのラリー・スターらがクレジットされています。ラリー・ハウのメタルど真ん中に突き刺さるビート感が最高に心地いいですね〜。
カートとは比べられませんけど、シンガーのゲイリー・セント・ピエレ(カタカナ合ってる?)の男らしさ満点の歌唱も悪くありません。売り出しのために本作で綺麗に弾きまくってるヴィニー・ムーアの縦横無尽なギターワークが、本作のレベルを何段階も引き上げてるのは確かですね。この時点ではもう一人のギター、ジェフこそヴィシャスの総帥だと知る由もありませんでした〜。
ぜひ、一度聴いてみてください!