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【楽曲紹介】 メガデス(MEGADETH)「Holy Wars...The Punishment Due」

※何度聴いたかわからない!HM/HRの定番曲を改めてご紹介していきます。

 

アメリカのスラッシュ・メタル・バンド、メガデスMEGADETHが、1990年にリリースした4枚目のアルバム『Rust In Peace』の1曲目に収録。

 

今週は、メガデスの最新作『The Sick, the Dying... and the Dead! 』の発売にちなんで、メガデスに関連した楽曲を取り上げています。

 

『So Far, So Good... So What!』が一定の成功を納めたものの、ムステイン、さらにエレフソンの薬物問題は深刻で、さらにジェフ・ヤング、チャック・ビーラーが早くも解雇(何となくそうなる気がしてました。。)と問題はさらに続きます。

 

それでもムステインが矯正治療させられたことで状況は好転、新メンバーとして迎えられたのがマーティー・フリードマン(G)、今は亡きニック・メンザ(Ds)でした。最初マーティー加入を聞いた時、シュラプネルの速弾きギタリストのイメージしかなかったので、いきなりスラッシュバンドに入ったの??と違和感がありましたね。

 

ところが!このラインナップが最強である事実を早番に見せつけられたのが、今回ピックアップした「Holy Wars...The Punishment Due」を聴いた時でした。Spotifyの再生回数は約1億1000万回!今やメガデスの代表曲だけでなく、メタル史上に残る有名曲になったわけですが、当時最初聴いたインパクからして絶大でした。

 

複雑に絡み合い構築されたリフと、ギアチェンジを繰り返すニックによるタイト極まりないリズム。自身の世界観を最良の形で持ち込んだマーティーによる"あの"ギターフレーズ。今やタレントと錯覚してしまいそうですけど(汗)、この頃のマーティーは神がかってましたね〜。

 

全てのパートが有機的に絡み合いながら化学反応を起こし、一寸の無駄もない構成とアレンジで最後まで突き進みます。それでいて、これほど難しく激しい楽曲なのに、怒りを吐き出スポーツ歌メロやインストパートも含め、全て歌えてしまうほどキャッチーなのは驚異的ですよね。

 

インテレクチュアル・スラッシュを起点に、何物も寄せつけない高次元なスラッシュ・メタルの完成形を示した本曲、そして『Rust In Peace』。当然のごとく大きな反響を呼び、多くのファンからメガデスの頂点、最高傑作として位置つけられたのも頷けるでしょう。

 

Apple Musicでは懐かしのMVもアップされています。上半身裸、そしてホワイトジーンズのムステインには当時驚かされました〜。91年の来日公演にも行きましたけど、メンバーのパフォーマンスや姿はMVそのままにカッコよく素晴らしかったですね!

 

ぜひ、ストリーミングで改めて聴いてみてください!

Holy Wars... The Punishment Due

Holy Wars... The Punishment Due

  • provided courtesy of iTunes

 

MVはこちら!