※80sメタル好きの暗黒期、90年代の良心的楽曲を紹介していきます!
イギリスのヘヴィ・メタル・シンガー、オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne) が、1995年にリリースした7枚目のアルバム『Ozzmosis』の1曲目に収録。
今週は、オジー・オズボーンの最新作『Patient Number 9』の発売にちなんで、オジーに関連した楽曲を取り上げています。
涙のフェアウェルツアーから約4年、オジーの引退撤回がこっそりと、どころか盛大に(汗)宣言され、ライヴはおろか新作まですでに用意されていたと言う、あまりの手際の良さに仰天してしまいました。これ以降は、いろんなアーティストの引退宣言を聴いても、プロレス的に話半分として受け止めるように成長しましたね。。(笑)
引退で泣いて損したな〜なんて正直思いつつも新作が気になるのは仕方なく、発売日に『Ozzmosis』をちゃっかり手にしていました(笑)。一聴しての感想は、ひたすら重い!時代は90年代真っ只中、ヘヴィネス真っ盛りのトレンドを反映したのは、必然の流れだったと言えます。
と言うか、オジーはヘヴィネスの始祖的な存在ですから、一周回って時代がオジーを必要としたと言う側面は、間違いなくあったでしょう。80年代のオジー好きの筆者にとっては、正直言って駄作スレスレの作品でしたが(汗)、後々じっくり聴いてみると、バラード辺りは感動的ですし当時の印象ほど悪くはありません。
今回ピックアップした「Perry Mason」は、ヘヴィネス強めながらも80年代のオジーのテイストやメロディセンスもしっかりと感じられる、本作を代表するオープニングチューンです!リック・ウェイクマンの荘厳な鍵盤の調べに乗せて、湧き上がるように始まるイントロは、オジーの暗黒からの帰還を表現しているようです。
お馴染みのハーモニクスを多用したザックのヘヴィなリフを聴いていると、前作からの順当な続編と言える位置付けに思えてきます。ドラムはこっそりディーン・カストロノヴォが叩いてますが、あまり個性は発揮していないですね。
発売後の日本への帰還公演にも悲しいかな、、結局参戦しましたけど、新ギタリストのジョー・ホームズがあまりに空気過ぎて(汗)、ほとんど記憶に残っていません。。。まだ引退からの復帰という現実を、ライヴの場においてうまく受け入れられなかったのかもしれませんね〜。
ぜひ、一度聴いてみてください!