※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のヘヴィ・メタル・バンド、 ラウドネス(LOUDNESS)が、1992年にリリースした10枚目のアルバム『Loudness』の10曲目に収録。
ここ数年、貴重な未発表音源などを加えた、30周年のアニバーサリー企画盤を続々と繰り出し中のラウドネスですが、二井原、マイク期までが終わり、山田雅樹、TAIJIが加入しての第3期が送り出した強力作『Loudness』が、今回アニバーサリー盤で登場されました~。
以前、ラウドネスが最新作をサブスク解禁しなかったことについて書きましたけど、今回はディスク1のみながら、ストリーミングでも聴けますね〜。
それにしても、衝撃の第3期からも早30年が経過しましたか~。90年代なんてついこの間なんて思ってたら、はるか昔になってしまいましたね。。。デビューからの盟友、山下が脱退し、高崎、樋口の2頭体制に加わったのが、それぞれ確固たるキャリアを誇りつつ前任者とタイプが異なる2人でしたから、どんな化学反応が起こるのか?楽しみと不安が半々だったような記憶があります。
かくして届けられた音源を聴いての最初の感触は、ひたすらに”ヘヴィ!”だな~と。当然ダウンチューニングを採用している影響もあるんでしょうけど、全体の音作りが時代を反映したモダンヘヴィネスに感化されているのは明らかでした。
それでも、単なる付け焼刃のヘヴィネスではなく、あくまでもラウドネスの刻印がしっかりと押されたフレッシュなサウンドを叩き出しており、新旧両方のファンにアピールできるバランスの良さは感じましたね。
今回ピックアップした「Firestorm」は、アルバム中というか、ラウドネスの数あるレパートリーの中でも、最速のひとつに数えられる、激烈疾走型のヘヴィ・メタル・チューンです!
個人的にはそれぞれの疾走曲が大好きな、ラウドネス+フラットバッカー+Xから生み出される新たな疾走曲が聴きたかったので、その完成形のイメージにドンピシャなキラーチューンに仕上がってるのには驚きました。
樋口のラウドドラミングが、いつになくつんのめるように突き進む様はスリリングですし、途中でブレイクダウンを挟みながら再加速を始める瞬間なんかは、鳥肌が立つほどにクールですね~。こうしたタイプのナンバーが、このメンツであと2,3曲聴きたかったなあと思ってしまいます。
今回はリミックスで音の感触が変わっていますが、音圧は上がったものの、鋭角的だったオリジナルミックスも結構好きです。Spotifyは両方聴けるので聴き比べるのも面白いでしょう!
ぜひ、一度聴いてみてください!