※CDじゃなくても、ストリーミングで聴ける新作をご紹介します!
2022年10月13日、アメリカのハード・ロック・バンド、スキッド・ロウ(SKID ROW)の6枚目のニュー・アルバム『The Gang's All Here』がリリースされました。
すでに発売から3週間以上も経過していて、全く快速レビューではないんですが(汗)、、16年ぶりというスキッド・ロウの新作をご紹介しましょう〜。こうした80sに活躍したHM/HRバンドが久々の新作を出す場合、オリジナルメンバーがどのくらいいるか?を重要視する方も多いと思います。
特にバンドの顔でそのサウンドをイメージづけるシンガーに関しては、オリジナルか否かは重要なポイントですよね。その点でいうと、セバスチャン・バックが不在のスキッド・ロウへの興味は正直全く湧かず、新作の方は完全スルーしてました(汗)。
ところがサブスクのオススメがしつこく(笑)、しょうがないからちょっと聴いてみるか〜と1曲再生してみたところ、意外とイケてるじゃん!となった次第です。最高傑作とまでは言わないにせよ、かつてのスキッズを愛聴していたHM/HRファンなら、十分に一聴の価値があると素直に思いました。ホント、先入観だけで聴かず嫌いはダメですね〜。
現在のラインナップは、オリジナルであるデイヴ‟スネイク”セイボ(G)、スコッティ・ヒル(G)、レイチェル・ボラン(B)の3人に加えて、ロブ・ハマースミス(Ds)、そしてシンガーとして、元H.E.A.Tのエリック・グロンウォールが加入しての第一弾となります。
そのサウンドは、全盛期のパワーと勢いが感じられるもので、現代の良質なサウンドプロダクションながら、重くなりすぎることなく仕上がっているのは嬉しいですね。ギターリフ作りの巧さは特筆すべき点で、スキッズらしいテイストを醸し出す根幹と言って良いでしょう。
そして、エリックのヴォーカルパフォーマンスの素晴らしさには驚かされました!パワフルで伸びやか、若さあふれるヴォイスは、スキッズに間違いなく新風を吹き込んでいますね〜。エリックは、ソロシンガーとしても活躍していた実力派ですし、その際にスキッズの「18 and Life」のカヴァーまで披露していましたから、ハマり具合の良さも織り込み済みの人選だったのかもしれませんね。
今回はアルバム中で最もアップテンポの中で、ぐいぐいとドライヴしていくハード・ロックンロール・チューン「Not Dead Yet」をピックアップしました!エリックのヴォーカルも一層ワイルドなテイストを醸し出してますし、ここでもスキッズらしいリフワークの妙が堪能できます!
聴いてほしい度
84%
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