※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
アメリカのメロディアス・ハード・ロック ・バンド、タッチ(TOUCH)が、1980年にリリースした1枚目のアルバム『TOUCH』の2曲目に収録。
HM/HRにおけるメロディ愛好家の間では、マストな1枚として名高いタッチのデビュー作。日本ではデビュー時にはメジャーのワーナーからリリースされ、その後はインディの洋楽レーベルから再発が繰り返されていますし、ニューイングランドのデビュー作辺りと並んで、永く根強く愛されている作品ですよね(ジャケットの構図も好きだなあ~)。
カテゴリー的には、いわゆるアメリカン・プログレ・ハードということになるんでしょうけど、先ほどのニューイングランドもなんですが、中心人物であるマーク・マンゴールドがクリエイトしてきた音楽からも、「メロハー」の響きの方が個人的にはなぜかしっくりきます。
タッチの存在を知ったのは、恐らく多くのメタルファンと同様に、80年にイギリス・ドニントンで行われた第一回モンスターズ・オブ・ロックの模様を収めたライヴ盤においてでした。レインボーをはじめとした有名バンド目的でLPを購入した人がほとんどでしょうが、その中にタッチの代表曲「Don't You Know What Love Is」が収められていました。
一番無名の存在でしたから、どんなバンドなんだろう??と、正直ついでに聴いたような程度でした。ライヴなのに歓声すらまともにない中で響き渡るリフが、得も言えぬ緊迫感を与えてくれましたね。メロディを徹底して重視したサウンドは、フェスの中で良い意味で浮きまくっていて興味をそそられました。
そんな代表曲のインパクトは絶大でしたけど、アルバムには他にも良曲がずらりと並んでいます。今回ピックアップした「When the Spirit Moves You」は、最もキャッチーかつポップなフィーリングに彩られたメロディアス・ハード・チューンです!
胸キュン(死語ですかね。。)の甘いメロディが分厚いコーラスワークの中で乱舞し、心穏やかに聴ける佳曲に仕上がっています。シングルカットされ全米69位にランクインしており、モンスターズ・オブ・ロックでも演奏されていますね。
内容の良さに比して商業的には成功を収めたとは言い難い結果に終わりましたけど、これからもじっくり付き合っていきたい作品といえるでしょう。
ぜひ、一度聴いてみてください!