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【楽曲紹介】M.A.R.S(MacAlpine, Aldridge, Rock and Sarzo / マース)「Writing on the Wall」

※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!

 

アメリカのヘヴィ・メタル・プロジェクト、M.A.R.S(MacAlpine, Aldridge, Rock and Sarzo / マース)が、1986年にリリースした1枚目のアルバム『Project:Driverの2曲目に収録。

 

トニー・マカパイン(G、Key)、トミー・アルドリッチ(Ds)、ロブ・ロック(Vo)、ルディ・サーゾ(B)の頭文字を意味するM.A.R.S。当時の日本盤の帯表記では「ドライヴァー」をバンド名のように前面に押し出してましたけど、あくまでも「プロジェクト:ドライヴァー」が正式なアルバムタイトルとなっています。

 

当時隆盛を誇ったシュラプネルから、M.A.R.Sは名うてのプレイヤー4人が結集したスーパーバンドとして誕生しました。当初はクレイグ・ゴールディーがギターとして参加していたようですが、結局この4人の布陣になりました。

 

ロブこそインペリテリで名を上げる前でしたが、オジーを始め知名度抜群の名プレイヤーだったルディ、トミーのリズム隊と凄腕のトニーが合体。しかも自己満足なインストでなく歌入りのバンド形式ということで、当時はこれは凄いことになるぞ~と、ワクワクが収まらなかったですね~。

 

シュラプネルお馴染みのガイ・アッチソンが描くアートワークが、レーサーXのデビュー作クリソツで(汗)失笑ものでしたが、相当な期待感でいざ聴いてみると、ん?決して悪くないけど、キメとなる必殺の1曲やトニーのソロのようなメロディのフックに欠ける気がしました。

 

このメンバーなら相当やれるはずという期待が大きかった分、少々肩透かしを食らったのも事実です。シュラプネルお抱えのスティーヴ・フォンタノ特有のくぐもったプロダクションが、楽曲のエッジを削いでいる点も否めないでしょう。ところが久々に聴いてみると、正統派の実直なメタルとして十二分に平均レベルをクリアしており、当時の印象よりも個人的には随分とよく聴こえました。

 

今回ピックアップした「Writing on the Wall」は、適度なアップテンポでぐいぐいとドライヴする、正統派ヘヴィ・メタル・チューンです!イントロからの強烈なオカズを炸裂させるトミー、最適なフレージングを奏でるルディ、オーソドックスなメタルリフと的確にネオクラシカルなリード盛り込むトニー、市況人なハイトーンでこの手のメタルを歌わせたら人後に落ちないロブと、4人がプロフェッショナルな仕事ぶりを発揮しています。

 

未だApple Musicだけは未解禁ですが、、SpotifyYouTube Musicなどで楽しむことが可能です!

 

ぜひ、一度聴いてみてください!