※CDじゃなくても、ストリーミングで聴ける新曲をご紹介します!
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、 メタリカ(METALLICA)が、4月14日リリース予定のニュー・アルバム『72 Seasons』からの先行曲「Lux Æterna(ルクス・エタリナ)」を、11月28日に公開しました。
すでに楽曲解禁から1カ月経っていますので、すでにほとんどのメタルファンが耳にしてるかもしれませんね。楽曲そのものに加え、策士メタリカだけに来年のアルバムに向けてどういう仕掛けをしてくるのか?も、同様に興味津々でしたので、このタイミングで一度取り上げてみます~。
アルバムの発売に先駆けること5か月半前に、アルバムタイトルは勿論トラックリストをはじめとした詳細とともに、この「Lux Æterna(ルクス・エタリナ)」を各種ストリーミングサービスで解禁。同時にMVをYouTubeで公開し、1か月経った現在ですでに約1200万回も再生されていますね。
続いて約2週間後には、楽曲のリリックビデオを公開。ここで驚いたのは英語版だけでなく、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、そして日本語版!が登場したことです。日本語を目で追いながら聴くのはなんとも不思議な感じがしますね(笑)。
リリック版の現時点の再生回数では、日本語版はまだドイツ語版の半分強の約5万4000回程度。。今回、楽曲解禁と同時に欧米での46公演のツアー情報も発表になりましたけど、この再生回数の違いをみただけでも、来日を実現させるハードルがかなり高そうです、、どうなるのでしょうか。
加えて、メイキングシーンで構成された映像も公開され、12月16日にはLAでのベネフィットコンサートの模様をYouTubeなどで生配信。つい3日前にはその時に初披露された「Lux Æterna(ルクス・エタリナ)」の最新ライヴ映像をYouTubeするなど、次々とトピックスを送り込んできてくれるのはさすがです。
バンド自身のプロデュース能力の圧倒的な高さはいうまでもないですが、自身のブラッケンドレコーディングスが権利を保持し、全てをコントロールできているからこそ、次々と迅速にアイデアを具現化できるのでしょう。他のアーティストの何歩も先を見据え突き進むメタリカだけに、年末から年明け、そして発売までの期間、どういう仕掛けを見せてくれる目が離せません。
さて、楽曲「Lux Æterna(ルクス・エタリナ)」の方は、もう聴けばわかる、どこを切ってもメタリカ!という音像に仕上がっていますね。ラーズのツーバスでも安心して聴いていられる(笑)適度な疾走感と印象的に繰り返されるメタルリフ攻撃。重くも軽くもなり過ぎない絶妙なさじ加減は、ここにきてメタリカこそがメタルの王道、正統派であることを、高らかに象徴しているかのようです。
各メンバーのパフォーマンスももはや名人芸的な円熟味を湛え、メタリカファンならずとも、メタルを愛するものであれば納得の一撃になっていることでしょう。アルバムは収録時間77分といいますから、徐々に解禁されるであろう残り11曲を楽しみに待ちたいと思います!
聴いてほしい度
89%
MVはこちら!