※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル/R&R系を紹介していきます。
ドイツのメロディアス・ハード・ロック ・バンド、ボンファイアー(BONFIRE)が、1989年にリリースした3枚目のアルバム『Point Blank』の2曲目に収録。
ジャーマンメタルシーンを象徴するベテランバンドのひとつ、ボンファイアー。バンドの創始者であるギタリスト、ハンス・ツィラーによって前身バンドのCACUMENが結成されたのは、72年にまで遡ります。
スコーピオンズのほぼ直後くらいの世代ですから、改めてその長きキャリアに驚かされますね〜。86年のデビューに際してボンファイアーに名前を変えて、現在もなお活動しているわけで、そこに関わった数多のメンバーのツリーを辿れば、ジャーマン・メタル史の少なくない部分を網羅できるでしょう。
これまでにリリースされた作品も膨大で、スタジオ作だけでも実に17枚!を数えます。似たようなジャケットが多いので、相当なファンでない限り、全曲把握するのはなかなか大変です(汗)。作風に違いはあれど、一貫してメロディを重視し、骨っぽさも兼ね備えたメタルを奏でており、ジャーマン・メタルにおける信頼のブランドみたいなものですね(笑)。
とりわけ、デビュー作『Don't Touch the Light』『Fireworks』、そして、本作の初期3作は、周知の通り内容的にも甲乙つけがたい素晴らしい作品に仕上がっていますね。ただし、現時点でストリーミング解禁されているのは『Point Blank』だけになります。
本作のレコーディング中に、なんとハンスが一時期解雇されるというまさかのトラブルもありましたけど、制作には関わっていますし、ボンファイアーらしい良質なメロハー楽曲やボン・ジョヴィライクな楽曲が17曲も(多すぎ笑)収録されました。
1曲のセレクトは迷いますが、今回ピックアップした「Waste No Time」は、ホワイトスネイクの「Bad Boys」風のギターリフとキャッチーなメロディが光る、ノリの良いヘヴィ・メタル・チューンです!
後半転調していく展開もハマっていますし、プロデュースが名手マイケル・ワグナーということで、メジャー感溢れるサウンドを聞かせてくれます!そのクオリティの高さが評価され、全英チャートにもランクインして、バンド史上に残るヒット作となりました。
ぜひ、一度聴いてみてください!