※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
アメリカのメロディアス・ハード・ロック ・バンド、ショットガン・シンフォニー(SHOTGUN SYMPHONY)が、1993年にリリースした1枚目のアルバム『Shotgun Symphony』の1曲目に収録。
懐かしのゼロコーポレーションからリリースされた作品は、あまりに多かったので肝心の音は忘れそうになっても(汗)ジャケットの記憶だけは未だ残っているものが多いですけど、このショットガン・シンフォニーのデビュー作もそんな中のひとつです。
ストリーミングの検索をしているときに、この何の変哲もないジャケを見つけて、突然に記憶がよみがえってきました(笑)。ショットガン・シンフォニーは、東海岸ニュージャージーから登場しました。
専任のキーボード奏者がおり、ボン・ジョヴィの同郷というホームグラウンドからして音の想像がつきそうですけど、当たらずも遠からず。アメリカン・プログレハード風味もある、メロディアスで若干シンフォニックで劇的なハード・ロックを信条としていますね。
結成が91年ということで、時期的にも本国では完全に時代錯誤のバンドとして捉えられたためか、そもそも93年とさらに状況は悪化していたところで、デビュー作のCDのリリースすら実現していません。こうした音楽がギリギリ残っていたヨーロッパのイギリスNOW AND THEN、そして日本ではゼロコーポのディールがかろうじて実現した訳です。
今回ピックアップした「Highway to Tomorrow」は、アルバムのオープニングを飾る、叙情的なメロディがこれでもかと溢れ出すメロディアス・ハード・ロック・チューンです!イントロの泣き泣きのギターフレーズ一発でやられてしまいます。メロウなだけでなく虹由来の伝統的なハード・ロックの醍醐味も感じさせてくれるのがいいですね〜。
アメリカのバンドらしからぬ湿度のある質感は、プレイング・マンティス辺りも彷彿とさせますけど、楽曲によってはやはりアメリカン的な色合いも醸し出しています。それにしてもシンガーのトレイシー・ホワイトの突き抜けるようなハイトーンの心地よいこと。トミー・ハートをも彷彿とさせ、無名のシンガーとは思えない歌いっぷりを示してくれます!
確固たる実力の持ち主だけに、ほんとに出てきた時代が悪かった、、そんな残念な思いが募るバンドと言えるでしょう。
ぜひ、一度聴いてみてください!