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【楽曲紹介】ピラカンダ(PYRACANDA)「Welcome to Crablouse City」

※思わず一人モッシュしたくなる!スラッシュ / デス・メタル系を紹介していきます。

 

ドイツのスラッシュ・メタル・バンド、ラカンダ(PYRACANDA)が、1990年にリリースした1枚目のアルバム『Two Sides of Coin』の6曲目に収録。

 

ドイツ中西部の町、コブレンツ出身の5人組ピラカンダは、87年に結成されたジャーマン・スラッシャーです。ノーリモースからのデビュー作を最初見たときに”パイラカンダ”と読んでしまいましたけど(汗)、ビクターからの日本盤はピラカンダとカタカナ表記されていますね~。

 

当時、スラッシュに詳しい知人が激推ししていたのがピラカンダでしたが、ホラーそのものの気持ちわる~いジャケットを見て、またこんなC級ばかり聴きやがって〜と、正直舐めてました(汗)。

 

ところがどっこい、こわごわ聴いてみると十分に及第点を与えられる水準以上のスラッシュ&パワー・メタルが次々飛び出してびっくり!A級とまではいわなくとも、B級の上位に位置する作品として、いつの間にか愛聴してました(笑)。

 

スラッシーなリフの刻みとリズムをベースにしつつも、しっかり男らしく歌い上げるヴォーカル、何より勢いだけでなく構築力のある楽曲作りと、一介のスラッシャーに止まらず、正統なジャーマン・パワー・メタルとしての魅力も感じました。

 

プロデュースは、レイジの『Secrets In A Weird World』などの名作を手がけたことでお馴染みのアーミン・セイボルが担当し、ギターのスヴェン・フィッシャーも、のちにレイジの『Black In Mind』でプレイするなど、むしろレイジ辺りに通ずるパワー・メタル要素が強いのかもしれません。

 

今回ピックアップした「Welcome to Crablouse City」は、約7分に渡って繰り広げられる、スラッシュ&パワー・メタル・チューンです!この曲はデモとして88年に発表されていますが、静かな導入に始まり次第に激しさとテンポを上げながら、起伏に富んだ場面展開を巧妙に組み立てる曲作りは、デビュー作とは思えず俊逸ですね~。

 

まあ、メタリカで聴いたようなリフがそこかしこに飛び出すのはご愛敬ですけど(汗)、しっかり歌い上げるブラガの如き勇壮なシンガロングがあったり、メロパワ風のクサメロのツインリードをぶっこんだり、美味しい要素てんこ盛りで飽きさせません。

 

他の楽曲も充実しているので、ジャケに騙されずにチャレンジしてほしいですね!

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Welcome to Crablouse City

Welcome to Crablouse City

  • Pyracanda
  • メタル
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes