※CDじゃなくても、ストリーミングで聴ける新作をご紹介します!
2023年1月27日、スウェーデンのメロディアス・ハード・ロック・バンド、クラウン(CROWNE)の約1年半ぶり2枚目アルバム『Operation Phoenix』がリリースされました。
基本、新作を懸命には追ってないので、2週間以上遅くなりましたけど(汗)、北欧メロハーシーンの希望の星、クラウンの新作が早くも登場しました~。こちらも毎度お馴染みフロンティアーズですので、ストリーミングでは新作はもちろん、デビュー作との間にリリースされたライヴEPもアップされています。
さて、クラウン(カタカナで書くとデスラッシュバンドと間違えそうですね。。)については、ちょっと大げさに”スーパーグループ”として表現されてますけど(汗)、確かにメロハー巧者達がズラリと勢ぞろいしたラインナップなのは確かですね。
改めて面子を整理すると、アート・ネイションのアレクサンダー・ストランデル(Vo)、ダイナスティからラヴ・マグヌソン(G)、この中では一番有名でしょうか、ヨーロッパからはジョン・レヴィン(B)、H.E.A.Tのヨナ・ティー(Key)、そしてプードルズからクリスチャン・ルンドクヴィスト(Ds)の5人となっています。
リリースのスパンも短いですから、このセカンド作でも基本は1枚目と変わらぬ方向性を踏襲しており、透明感のある北欧伝統のメロディアス・ハードの世界を十分に体現していますね。2枚を聴き比べるとサウンドプロダクションが向上し、よりメジャー感のあるクリアな音像を楽しむことができます。
全く期待を裏切らない出来で、北欧メロハー愛好家ならだれもが満足しそうな作品といえるでしょう。個人的には1曲目がダントツで良すぎて、他にも良曲多数ですけど、それを超えるものが後から出てこなかったため、もう1曲同様のキラーチューンがあればなあ~と感じました。
メロハーと言えども、結構ギターのエッジが効いたヘヴィでモダンな音像やパートが盛り込まれているので、楽曲によっては好みが分かれるかもしれません。
音楽性とは関係のないところですけど、日本のファン好みの良質な作品を連発されると、他のバンドと掛け持ちで、あくまでもプロジェクトとしての位置づけが、どうしても勿体ないと思わざるを得ないですよね。。
この後、よりバンド感を持って胎動していくのか?それともフロンティアーズの数多のプロジェクト同様に、単発のライヴ程度で音源制作だけを重ねて、徐々にトーンダウンしてしまうのか?今後の動向にも注目したいところです。
今回は前述したように、1曲目に収められたタイトル曲「Operation Phoenix」をピックアップしました!もうイントロ部分だけで、きた~っ!と思わず声をあげたくなりますね~。ギターのバッキングを抜いたAメロの典型的な北欧メロハーアレンジだけで満足です(笑)。
抒情的なメロディとフック、メタルらしさの適度なバランスも申し分なく、トラックリストのお気に入りでリピートしたいですね。この曲だけなら90点はつけたいと思います!
聴いてほしい度
85%
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