※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
スウェーデンのメロディアス・ハード・ロック ・バンド、ケア・オブ・ナイト(CARE OF NIGHT)が、2013年にリリースした1枚目のEP『Care of Night』の1曲目に収録。
ここ最近、新世代のバンドやプロジェクトによる北欧メロハー良盤が相次いでリリースされてますけど、ここ10年単位で遡ってみても、同様に粒ぞろいでフレッシュなリリースが、比較的続いていたことに改めて気づかされます。
まあ実際には作品間でメンバーが被っているケースなんかも多く、いわゆるムーブメントの類とは程遠いとはいえ、一定の根強い支持があってこそでしょうから、喜ばしい状況に変わりありません。このケア・オブ・ナイトもすでに10年前のリリースですが、そうした新世代メロハーアーティストのひとつといえるでしょう。
このバンドの母体になったのが、スウェーデンのプログ・メタル・バンド、セヴン・ティアーズでした。彼らが解散後の3人にシンガーを加えて始動したのがケア・オブ・ナイトになります。この4曲入りのEPをプロデュースしたのが、これまた北欧メロハーの新世代アーティスト、ウィゲリウスで活動する、アンダースとエリックのウィゲリウス兄弟でした。
ケア・オブ・ナイトの面白いところは、新世代にもかかわらず、80年代から90年代初頭の北欧メロハー黄金期の雰囲気を色濃く残している点ですね。当時の秘蔵音源とかバンドです!と言われても思わず信じてしまいそうですね(笑)。曲やメロディの作りはもちろん、アレンジやサウンドプロダクションもマイルドで、いい意味でちょっと古臭さを感じる点が、個人的には実にぐっときます~。
今回ピックアップした「Cassandra」は、凛とした透明感と爽快なフィーリングを持つメロディが、とりわけ往年の北欧メロハーテイストを強く感じさせる、良質なメロディアス・ハード・ロック・チューンです!一度聴いたら口ずさめてしまうほど強いフックを持つ、ポジティヴな感情が沸き上がるサビメロは特筆ものでしょう。
EPをフルレングスにしたデビュー作、さらに2枚目まで順調にリリースしましたが、その後は残念ながら音沙汰がなく。。やはり、パーマネントでライヴをこなすバンドとなるとなかなか存在しないものですね。
ぜひ、一度聴いてみてください!