※誰が聴いてもヘヴィ・メタル！な楽曲を紹介していきます！
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、サヴェージ・グレイス（SAVAGE GRACE）が、1986年にリリースした2枚目のアルバム『After the Fall from Grace』の2曲目に収録。
つい最近ネット上で、「サヴェージ・グレイス、約37年ぶりのニューアルバムをリリース！」という、メタルマニアにはそこそこ重要なニュース（笑）をみまして、、久々に聴いてみたいなあと思っていたら、たまたまサブスクで発見！以前「Savage Grace」で検索しても出てこなかったんですけど、登録名が「Savage Grace LA」になっており、さすがに気づきませんでした。
81年にクリスチャン・ローグ（G）を中心に結成されたサヴェージ・グレイスは、あくまでも正統なるヘヴィ・メタルをベースに、スピードとパワーに徹底して拘るサウンドを早くから信条とした80sUSメタラーのひとつです。
人脈でみても、初期にはのちにオーメンで活動するケニー・パウエル（G）が在籍していますし、マーク・マーシャル（G）は、エージェント・スティールでの活動歴もあるなど、最もメタルらしいメタルのイメージを持つ同系バンドに繋がってきます。
83年のEPでは、まだまだC級レベルなのは否めませんでしたが、85年のデビューフル作『Master of Disguise』で、剛球勝負のスピード＆パワー・メタル路線が一気に開花。メタルマニア御用達の濃い1枚に仕上がりました。
こちらは新作の機会にまた紹介することにして、、今回は2枚目からいってみましょう。思い出深さでいうと、日本盤LPがVAPからリリースされたこちらの方が上ですかね。筋肉マッチョ男が、女性に斧を振り下ろした前後を表現した、身も蓋もないオチの表裏ジャケのデザインとか、妙に記憶に残ってます（笑）
本作では残念ながらシンガーが抜けてしまい。クリスチャンが兼任してるんですけど、ハイトーンの声質はそれなりにいい感じなものの、ピッチがあまりにも甘く（汗）、脱力する場面も多いのは事実です。
それでも、1枚目に比べるとサウンドプロダクションも幾分マシで、楽曲の幅もやや広がり、メロディックで劇的な要素もさらに加味されています。トータルとしては正統派のUSメタルとして、1枚目同様に必聴作といえるでしょう。
今回ピックアップした「We Came We Saw We Conquered」は、斬り込むツインギターと怒涛の疾走をみせる典型的なUSスピード＆パワー・メタル・チューンです！真性メタル好きならヘッド・バンギング必至の曲展開でしょう！こういう極普通のメタルを聴くとなんか心落ち着きますね(笑)
復活作のヴォーカルはクリスチャンですが、、まずはそちらも待ちたいと思います！
ぜひ、一度聴いてみてください！
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