※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のヘヴィ・メタル・バンド、ローシェッド(LAWSHED)が、1991年にリリースした1枚目のアルバム『Let Us Not Talk Falsely』の2曲目に収録。
先回の十二単と同じく、ディスクユニオン系の B.T.H. RECORDSから、3月下旬にローシェッド2作品が再発されましたね。かつてはハウリングブルからリリースされていた作品をライセンスしたのでしょうが、この再発のおかげでローシェッドのデビュー作がサブスク解禁されました~。
80年代末期、海外のスラッシュムーブメントから時差をともない、日本でもアウトレイジを筆頭に、有望なスラッシュ系バンドが続々と登場しましたね。それぞれの音源のみならず、ユナイテッド、シェルショックらとの合同ライヴ「METALIZATION」等も展開され、観に行った記憶があります。
とりわけ精力的にライヴ活動を行っていたユナイテッドともツアーを行ったのが、同レーベルからのニューカマー、ローシェッドでした。筆者もそのライヴを観に行き、初めてローシェッドを知りまして、まだ荒削りながら若々しく勢いのあるスラッシャーが、東京のメタルシーンから登場してきた事実を実感したものです。
英詞によるベイエリア系のスラッシュ・メタル・サウンドは、日本のバンドとは思えぬ本格的なものでしたし、速い曲をこなす演奏力もユナイテッドとはまだまだ差はありましたけど、問題なかったですね。楽曲のセンスが海外のスラッシュをいい意味で模倣しており、この世代のレベルの高さには期待を抱きましたね。
今回ピックアップした「Go It Blind」は、トレブリーな歪みのクランチリフに支配された、緩急自在で激烈なスラッシュ・メタル・チューンです!ドカドカと前につんのめり気味の手数の多いドラムも、ヴァイオレンスみたいにスリリングでいいですね~。前曲のイントロと次曲に繋がる構成もクールです。
ヴォーカルの意外と他の誰にも似てない声質が特徴的で、意外とメロディをしっかりと歌い上げてくれるので、シンガロング必至のコーラスも含めやけに耳に残ります。久々に聴いても、鼻歌で歌えるほど覚えていました(笑)。
ボーナス曲と2枚目はCDのみのようですが、気に入ってコレクションしたければCDを買うでしょうし、ストリーミングを有効活用してくれるのはありがたいですね。また同レーベルの作品を紹介したいと思います!
ぜひ、一度聴いてみてください!