【楽曲紹介】メタル・チャーチ（METAL CHURCH）「Metal Church」

※タイトルに「METAL(メタル）」のワードが入った楽曲を紹介していきます！

アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、メタル・チャーチ（METAL CHURCH）が、1984年にリリースした1枚目のアルバム『Metal Church』の2曲目に収録。

メタルタイトルの楽曲をぼちぼちと紹介してみようとして始めたこの括りですが、本来なら真っ先に取り上げるべき楽曲だったかもしれませんね〜。何せメタル教会による”メタル教会”ですから笑、バンドのタイトル曲としてもインパクトの強い一撃でした。

メタル・チャーチは今年に入り、故マイク・ハウの後任としてロス・ザ・ボス等で活動していたマーク・ロペスが加入。すでに新曲がストリーミングで聴ける最新作もリリース予定で、精力的な活動を止めていないのは嬉しい限りです。

総帥カート・ヴァンダーフーフさえいればメタル・チャーチは不滅で、その歴史が続くほどに本デビュー作の持つ意義は深くなりますね〜。すでに発売から来年で40年を迎えるわけですけど、80sの正統派やスラッシュのマイルストーンとして、ジャケに写る墓標になったギブソンエクスプローラーのごとく、メタル史にざっくりと刻み込まれています。

そのアルバムタイトル曲にしてバンドを象徴する「Metal Church」は、重厚でザックザクのギターリフが響き渡る、これぞヘヴィ・メタル！な一撃です！意外にも速さに頼らない、サバス風味のどっしりとしたテンポ感と、シンコペーションの効いた手数の多いドラミングもクールそのもの。

そして、漆黒の闇を切り裂くように炸裂するデヴィッド・ウェインの金切りヴォーカルのパフォーマンスが、じわじわと忍び寄るような狂気をイメージさせます。オープニングチューンから本曲を経て、以前ご紹介した疾走インストへと繋がる、３曲の流れで味わってほしいですね。

ぜひ、一度聴いてみてください！