※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のヘヴィ・メタル・バンド、アンセムの柴田直人らを中心に、1998年にリリースした企画アルバム 『REST IN PEACE ~ THAKS TO COZY』の2曲目に収録。
つい先頃もアンセムの最新作をリリースし、益々盛んなメタル魂を見せてくれた柴田直人。今の充実ぶりから想像できないですが、92年にアンセムを一度解散したあとは、メタルシーンとは少々距離を置くことになります。
柴田氏に限らず、80sに活躍したジャパメタアーティスト達にとっては冬の時代が到来してしまい、スライのような例外もありましたけど、メタルを演奏し続けることが難しい状況でしたからね。
そんな中でアニメタルに代表される企画モノが生まれ、さらに状況を打破する足掛かりになったのが、洋楽のメタルをジャパメタ系勢がカヴァーした企画作品で、比較的初めの方に登場したのが、このコージー・パウエルのトリビュートでした。
柴田氏が虹関連やコージーをこよなく愛するのはファンならば周知の通りでしたけど、98年4月に惜しまれながらこの世を去ったコージーを愛し、影響を受けたジャパメタ勢が、柴田氏のもとに結集しました。
コージーという括りで、彼が在籍したバンドの楽曲が比較的幅広く網羅されているのが良かったですね。書ききれないほどのジャパメタ勢がクレジットされてますが、肝心のコージー役にはのちにアンセムで合体する本間大嗣、アンセムのMAD大内、KATSUJIが名を連ねています。
それにしても、コージーとの別れから約半年後に、これだけしっかりしたトリビュートが出せるのは流石ですし、ジャパメタアーティストの実力を改めて見せつけられた感がしました。
ロニーを歌う坂本英三とかも意外過ぎて面白いんですけど、今回はホワイトスネイクのカヴァー「Slide It In」をピックアップしました!柴田(B)以外では流石の安定ぶりのKATSUJI(Ds)、ちょっと弾き過ぎ(笑)白田一秀(G)をはじめ、瀬上淳(G)、高浜祐輔(Key)がバックを務めてます。そして、ブラインドマンの高谷学(Vo)のデヴィカバなりきり具合が最高で、思わずチョイスしてしまいました(笑)
他のカヴァーも愛情を感じる演奏ですし、ルーツに立ち返ることでジャパメタ勢にメタル魂を再燃させた点でも、意義のあるトリビュート作だと思います!
ぜひ、一度聴いてみてください!