※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル/R&R系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック ・バンド、ワイルド・ホーセズ(WILD HORSES)が、1991年にリリースした1枚目のアルバム『Bareback』の8曲目に収録。
ワイルド・ホーセズ、といえば、ブライアン・ロバートソン、ジミー・ベインによるNWOBHM期のバンドを真っ先に想起してしまいますが、こちらは90年代にデビューしたアメリカのヘア・メタラーですね~。
こちらも有名バンドで活躍したメンバーが在籍しており、中心となったのがキングダム・カムでブレイクしたジェイムズ・コタック(Ds)とモントローズに在籍したジョニー・エドワーズ(Vo)で、2人は元々80年代中期にモントローズを含むバンド仲間でした。
そこにキングダム・カムのリック・ステイアー(G)が加わりますが、ジョニーがフォリナーに参加するために脱退。代わりに元シャウトのジョン・レヴェスク(Vo)が加入。ベースにはクリス・レスターがメインになっていますが、ドッケンのジェフ・ピルソンも多くプレイしているようですね。
それぞれキャリアのあるメンバーが、80sの夢よ継続せよ!とばかりに作ったバンドでしたが、ある意味微妙なスーパーグループ(汗)ぶりを表しているかのように、サウンドの方も、メロディのフックに少々欠ける微妙な楽曲が多く散見されるのも事実です。
とはいえ、いま改めて聴くと古きよき80sのヘア・メタル風味は十分に漂わせていますし、名手キース・オルセンによるプロデュースも良質で、アトランティックからのリリースに相応しい、メジャー感のあるサウンドに仕上がっています。ただし残念ながら、当時の日本盤化は見送られています。
今回ピックアップした「Tougher Than Love」は、リックのよる爽快なパワーコードのリフと粘り気のあるソロワーク、ジェイムスならではのボトム重めのリズムが心地よい、アメリカン・ハード・ロック・チューンです!アルバム中でも比較的ノリがよく聴きやすいですし、コーラスによるサビメロもフックの強い方ですね~。
その後、同系の多くのバンドと同じ運命で本作だけで自然消滅してしまい、、2003年に突如2枚目だけをリリースしています。
ぜひ、一度聴いてみてください!