※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル/R&R系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック ・バンド、ホワイトフォックス(WHITEFOXX)が、2014年にリリースした未発表音源集『Come Pet the Foxx』の7曲目に収録。
80年代中期に北東部ペンシルベニア州フィラデルフィアをベースに活動したホワイトソックスは、知る人ぞ知る80sヘアメタルバンドのひとつで、元々は82年に結成されたプレシャス・メタルというカヴァーバンドが母体になっています。
ここに当初在籍したのが、のちにTNTで活躍するトニー・ハーネルでした。他にもヘヴンズ・エッジ、ウェイステッド、シンデレラといった有名バンドの人脈に繋がっていくのが面白いところですね。
その後メンバーチェンジを繰り返して活動しますが、当時知られるガールズの同名異バンドがデビューしたため、80年代半ばに名義をホワイトソックスに改名。心機一転、ライヴに加え音源制作に励み、リードトラック「Beverly Hills」を含むデモを完成させます。
これが地元メディアやラジオ、イギリスのケラング誌等で評判となり、順風満帆にブレイクするかと思いきや、、他バンドに分裂する大幅なメンバーチェンジが勃発してしまいます。88年には再び音源制作を行い、メジャーデビューまで迫ったものの、契約にはあと一歩届かず。。。結局89年に解散してしまいました。
ストリーミングには、2014年にFNA Recordsからリリースされた7曲+ライヴ3曲の未発表音源集がアップされています。この作品は2018年に別レーベルからも再発され、中身は85~6年頃の大幅なメンバーチェンジ前に録音された音源ですね。
その前の2007年には88年頃の音源集が発掘、発売されており、ほぼダブらない楽曲が収録されています。そのいずれもが80sライクでメロディアスな楽曲、メンバーのパフォーマンスもなかなかで、いずれもデモレベルの音質ながら十分に楽しめます。
今回ピックアップした「It's so Hard」は、MSGの「Looking for Love」にどこか似たメロウなギターリフレインと、フック強めのメロディックなサビが胸を打つ、ハード・ロック・チューンです!
いやあ~、他にも良質な楽曲が次々登場して、この手の知る人ぞ知る系の中でもレベルが高いですね~。ほんとメジャーと契約し有名プロデューサーがついていたら、ひょっとして化けていた逸材かも?しれません!YouTube上には貴重なライヴ映像も散見されます。
ぜひ、一度聴いてみてください!