※CDじゃなくても、ストリーミングで聴ける新作をご紹介します!
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、ライオット(RIOT)が、2024年5月10日、約6年ぶり通算17枚目、ライオット・ファイヴ(RIOT V)名義としては3枚目のニュー・アルバム『Mean Streets』をリリースしました。
7月に予定されている来日を前に、延期になっていたライオットからの最新作が届きました〜。すでに先行曲が以前からストリーミング配信済で、全12曲がストリーミングでも聴けます。
来日はフェスを入れて今回で15回目?ですか〜(驚)。35年前の初来日公演に筆者も行きましたけど、ようやくライオットに会えた!みたいな良い空気が会場内に充満していて、パフォーマンス自体も含め本当に素晴らしく、 歴代観た数多のライヴの中でも、とりわけ思い出深いライヴのひとつでしたね〜。
それから紆余曲折を経て、創始者のマーク・リアリがいなくなってしまった今もなお、日本のメタルファンがライオットを応援しているのは、それだけ長年に渡る両者の絆が深い証拠でしょう。
さて、ドン・ヴァン・スタヴァン (B)とマイク・フリンツ (G)による再編後のバンドは、本来「ライオット・ファイヴ」と呼ぶべきなんでしょうけど、今回もレーベルでの表記や来日関連でも「ライオット」と表記されてますので、ここでもそれに倣ってます。表記違いでセールスに相当影響しそうですもんね。
ドン・ヴァンとマイクがライオット(ファイヴとはいえ)の名の下で、10年前に活動を再開したとき、マーク抜きのライオットなんて正直あり得ないと思いましたし、ビジネス目当てで勝手にやってんなあ〜、とどこか冷めた目で見てしまったのも事実です。
ですが、ライヴをコンスタントに行い、想像以上に良質な音源制作も重ね、こうして3枚目を作り上げてきた活動を見ていると、以前のライオットとは違えど、もはや『Thundersteel』期のライオットのクローンとは言わせない、新たな充実期と言えるタームを迎えているように素直に感じますね。
今回、年代的にY&Tやヴァン・ヘイレンを思い出してしまう(笑)タイトルを冠した『Mean Streets』ですが、今作でも日本人に愛されたメロディと抒情性を内包した、これぞヘヴィ・メタル!としか言いようのない正統派メタル&パワー・メタル、という音楽性にいささかのブレもありません。
マークだけでなくドン・ヴァン自らのアイデアも注入して完成した不朽の名作『Thundersteel』期のテイストを、デンジャー・デンジャーのブルーノ・ラヴェルよるミックスで現代風に蘇らせており、長年のライオットファンの期待にも十分応える1枚でしょう。
新名義での3枚目にして、このメンツならではのバンドとしての一体感も生まれており、『Thundersteel』期のライオット再現だけに止まらぬ、プラスアルファの魅力も生まれつつあるのかもしれません。
全体として良い作品ですが、アルバム単位で敢えて言う部分があるなら、前半に疾走感のある曲をもっと固めて、少々ダレる曲(汗)を1、2曲排除して、全10曲くらいでまとめた方が印象が良かったように思えます。まあ、ストリーミング聴くなら取捨選択して、自分で並び替えて楽しめば大丈夫でしょう。
シンガーのトッド・マイケル・ホールは歌唱力は折り紙つきですけど、メロディの起伏やメリハリに少々乏しく、ずっと聴いていると多少気になってきます。また疾走曲でのドラミングをボビー・ジャーゾンベクと比較してしまうと、少々酷な感じがするのもこれまで通りですね。。とはいえ、メンバーのパフォーマンスもこれまでで一番ではないでしょうか。
今回はアルバムの9曲目に収録された「Mortal Eyes 」をピックアップしました!「Road Racin」のリフと『Thundersteel』期のタイトな疾走感を合体させた、文句なしのクールな一撃になっています!
聴いてほしい度
85%
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