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【新作レビュー】エクソダス(EXODUS)『British Disaster: The Battle of '89 (Live At The Astoria)』

※CDじゃなくても、ストリーミングで聴ける新作をご紹介します!

 

2024年5月31日、アメリカのスラッシュ・メタル・バンド、エクソダス(EXODUS)のライヴアルバムBritish Disaster: The Battle of '89 (Live At The Astoria)』がリリースされました。

 

新作というか発掘音源ですけど、80sのスラッシュ好きにはたまらない1枚なのでご紹介しましょう〜。

 

アルバムのタイトル通り、エクソダスが89年3月にロンドンのアストリアで行ったライヴ音源になります。筆者もアストリアで何度かライヴを観たことがあるんですが、2000くらいのキャパのライヴハウスで、メタルのライヴを観るのに最適なとても歴史を刻んだ雰囲気のある会場でしたね。ロンドンのソーホーに位置してアクセスも良かったんですが、老朽化もあり2009年に惜しまれつつ閉館してしまいました。

 

そんなアストリアで35年前に行われたライヴですが、この頃のエクソダスといえば名作 『Fabulous Disaster』をリリースしたばかりで、まさに脂が乗りまくってツルツル笑の時期。しかも、聖地ロンドンでのライヴと言うことで、いつも以上に気合い入りまくりだったのは容易に想像できます。

 

言うまでもないですけど、一応、当日のメンバーをおさらいしておくと、 スティーヴ・"ゼトロ"・スーザ (Vo)、ゲイリー・ホルト (G)、リック・ヒューノルト(G)、ロブ・マッキロップ(B)、トム・ハンティング(Ds)という、『Pleasures of the Flesh』以来の歴代1、2を争う強力な布陣ですね〜。

 

聴かずとも最高なライヴ音源が容易に想像出来ますが、その期待を裏切らない激アツなスラッシュがこれでもかと展開されていきます。新作だった 『Fabulous Disaster』を中心に、初期3枚のみという嬉しい選曲括りの中で、当日演奏された全15曲を収録。そのどれもがスピード違反で速すぎ(笑)。

 

トムがとにかく走り、お得意の跳ねまくるビートを叩きつけ、あまりの速さにHチームのクランチリフやゼトロのボーカルが、たまに追いついてません(笑)。正直言ってチューニングも甘かったりしますけど(汗)、それも生々しいライヴらしさということでご愛嬌でしょう。

 

そんなこんなも含めてクール極まりないライヴアルバムですが、若さってやっぱり何にも増して凄い!という事実を突きつけられつつ、今の老練なエクソダスには無くなってしまった何かも改めて知らしめてくれる音源で、その若さに任せた強引なパフォーマンスの一挙手一投足が目に浮かぶようです。

 

90年に観たエクソダスの初来日公演は、『Impact Is Imminent』をリリース後のタイミングでしたからね。あの時も素晴らしかったですが、できたらこのラインナップ、タイミングでも観たかったなあ。。

 

今回は貴重なマスター音源をプロデューサー、ゼウスがミックスからやり直しており、現代風味も適度に加えた良質で迫力ある音像で楽しむことができます。エクソダスに限らず、80年代の貴重なライブ音源を、こうしたしっかりした形で世に送り出すプロジェクトはウェルカムなので、今後も期待したいですね!

 

今回はアルバムの2曲目に収録された名曲「Fabulous Disasterをピックアップしました!面白いのは原曲とのミックスの違いでしょう。スタジオバージョンではHチームのザックザクなクランチリフが強調され、ベースが引っ込んでいましたが、ここでは細かいベースラインまでしっかり聴こえてきます。ロブがこういうフレーズを弾いていたのか〜という発見と、彼のベーシストとしての力量を改めて実感できるでしょう!

 

聴いてほしい度

85

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Fabulous Disaster (Live)

Fabulous Disaster (Live)

  • provided courtesy of iTunes

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