※CDじゃなくても、ストリーミングで聴ける新作をご紹介します!
2024年6月7日、アメリカのハード・ロック・バンド、ボン・ジョヴィ(BON JOVI)の約4年ぶり16枚目アルバム『Forever』がリリースされました〜。
1984年のデビューから40周年!の節目に、ボン・ジョヴィからのニューアルバムが届きました~。アルバムの方も当然同タイミングでストリーミング解禁されましたが、先に公開されていた先行曲は以前ご紹介していましたね。
今回はアニバーサリーイヤーの新作ということもあるんでしょう、日本でのテレビドラマ主題歌のタイアップをはじめ、プロモーションにも力が入っているように見えます。
40年間ボン・ジョヴィのバンド史と並走で彼らの音楽に触れてきましけど、2002年の『Bounce』辺り以降は、正直いってほぼ惰性で聴いてきた程度でした。。今でも代表曲として演奏される初期数枚のアルバムとは、思い入れも音楽性も違いますからね。
それでも先日レビューした「Legendary」が思いのほか感性に訴えてきて、久々にやっぱりボン・ジョヴィっていいなあ~と思えたんですね。昔好きだった延長戦上にあるメロディというか、楽曲に郷愁が感じられたことでフルも聴いてみたいという気持ちに素直になりましたし、ノドの不調を患いながらも歌い続けるジョンの姿にも心動かされました。
ということで、例えストリーミングでも発売日にフルできちんとアルバムを聴くのは久々かもしれません。結論からいうと、「Legendary」を聴いた時に受けた好印象を超えるほどではありませんでしたが、80年代当時にボン・ジョヴィにのめり込んでいながら、今は一歩引いた筆者のようなリスナーでも納得して味わえる作品だと思いました。
想像とは違ってアーシーで枯れたテイストの楽曲やアレンジは意外と少なく、かつてのボン・ジョヴィもどこか想起させるような郷愁を誘うメロディがそこかしこに溢れています。今作も前作同様に、ジョンとジョン・シャンクスによるプロデュースのため、信頼関係の中で向かう方向性がイメージできた結果なんでしょうね。
何よりジョンのノドの調子を100%考慮しながら今歌えるキーにおいて、最大公約数の良いメロディが詰まっているのがいいですね。ジョンの歌唱も、勿論かつてのように快活なものではないですが、その栄光のキャリアと年輪がなせる渋さと凄みが感じられ、メロディとともにじっくりと味わいたいところです。
今回はアルバムの3曲目に収録された「Living Proof」をピックアップしました!この曲も先行公開されただけあって、フックの強い分厚いコーラスを伴うサビは、ボン・ジョヴィらしい専売特許を味わえるでしょう!
聴いてほしい度
82%
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