※何度聴いたかわからない!HM/HRの定番曲を改めてご紹介していきます。
アメリカのハード・ロック・バンド、 ボン・ジョヴィ(BON JOVI)が、1986年にリリースした3枚目のアルバム『 Slippery When Wet』の 3曲目に収録。
発売されたばかりの最新アルバム『Forever』にちなんで、今週はボン・ジョヴィ関連のアルバムや楽曲から選んでいきたいと思います!
40年に渡る栄光のボン・ジョヴィ史上で一番の人気曲は、やはり「Livin’ on a Prayer」であることに異論はないでしょう。
良く知られるようにその実績も破格で、全米チャート1位を4週間独占。YouTubeでの現在のMVの再生回数が11億9000万回! Spotifyの再生回数も15億9000万回!と、いやあ~凄まじいことになってます。ボン・ジョヴィのというよりも、80年代のHM/HRムーブメントを最も象徴する、さらにはロック史に燦然と輝く歴史的な1曲ですよね。
1986年当時のボン・ジョヴィといえば、『Slippery When Wet』発売直前の日本武道館公演に空席が目立ったなんていうエピソードが象徴するように、確かに1,2枚目の勢いが感じられなくなっていました。当時はHM/HRブームで買いたいLPやニューカマーが次々登場してましたし、筆者も『Slippery When Wet』は惰性でとりあえず買っとくか~程度だったように思えます。
「Livin’ on a Prayer」を始めて聴いたのは、そのLPを家で聴いたタイミングだったはず。実際にLPに針を落として、ヘヴィな「Let It Rock」に続く「You Give Love A Bad Name」を聴いた時に、これがリードトラックかなと思ったんですが、続く「Livin’ on a Prayer」がそれを上回るほどの出来のキャッチーさで、これはめちゃくちゃいい曲やん!と興奮したのを記憶しています。
それから様々なメディア、方法で音源を耳にして、ライヴでも体験してきたか数えられないですけど、この曲を始めて聴いた時に受けた「いい曲だなあ~」という感情は、40年近くたって聴いても、なにひとつ変わらないのは凄いことです。
「メロディのフック」なんて表現がありますけど、この曲ほどその表現が相応しく「フック」の強い楽曲はそうそうないでしょうし、後半転調していく展開は何物にも代えがたい高揚感を与えてくれます。「ボン・ジョヴィシンドローム」というべき、この曲を模倣した楽曲は無数にありますが、それだけの影響力を与えてきたのも納得できますよね。
時代が移り変わっても、「Livin’ on a Prayer」は世界中のロックを愛する人々に様々な感情を与え続けるのでしょう!
改めて、ストリーミングで一度聴いてみてください!
MVはこちら!
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