※タイトルに「METAL(メタル)」のワードが入った楽曲を紹介していきます!
アメリカのスラッシュ・メタル・バンド、 スレイヤー(SLAYER)が、1985年にリリースした1枚目のアルバム『Show No Mercy』の5曲目に収録。
"スラッシュ系大物バンドは、デビューアルバムに「Metal」の付くタイトルの曲を入れがち~”ということで、メタリカ、アンスラックス、エクソダスをメタルタイトル括りで取り上げましたが、もうひとつの大物スレイヤーにもありましたね〜。
2つを併記したタイトルになりますけど、デビュー作に収められたのが「Metal Storm / Face the Slayer」です!”メタル”のワードも珍しいですが、バンド名の”スレイヤー”が冠されているのも、何気に貴重ですよね〜。
このスレイヤー衝撃のデビュー作『Show No Mercy』を個人的に初聴したのは、翌年FEMSからリリースされた日本盤LPでした。確かミュージックライフのアルバムレビューが星4つとかで意外とよい評価で、それを見て買った記憶があります。
お馴染みのジャケットのアートワークもさることながら、裏ジャケの十字架を逆さに持ったトム・ハンネマンの凶悪な表情に怯えてました(笑)。さらに、中に収められた解説書のど真ん中には、横たわった血まみれ(風の)女性にメンバーが襲いかからんとするお馴染みのおぞましい写真が載っていて、なんちゅうアルバムを買ってしまったんだと、ちょっと後悔しましたね(笑)。
メンバーの頭を掴まんばかりにポーズを決めるデイヴ・ロンバートの姿も意外と怖かったりしましたが、当時はヴェノムのアー写を見て以来の衝撃だったかもしれません。肝心の音を聴く前に色んな先入観を持ってしまったものの、実際に聴いてみるとハード&ファストながらも、意外と正統派のメタルに寄っていて聴きやすく感じました。
その中でも「Metal Storm / Face the Slayer」は、組曲風にアレンジされた楽曲構成が新鮮な1局となっています。リズムチェンジも激しく、リフのアイデアも豊富で良く練られており、猪突猛進型の楽曲を主とする初期スレイヤーの中でも新鮮さが感じられ、正統派メタルのエレメントを比較的強目に堪能できる楽曲といえるでしょう。
ぜひ、一度聴いてみてください!